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24
Jan

日銀に続いてECBが政策金利発表へ

user 著者 鳥羽賢

本日はECBが政策金利を発表する。

ECBも政策金利据え置きと予想

23日の正午頃に日銀が政策金利を発表し、市場の予想通り政策金利・量的緩和ともに据え置きだった。そして24日の午後9時45分には、ECBが政策金利発表を予定している。ECBは2018年末で量的緩和を終えたばかりであり、利上げについては「少なくとも2019年夏まではない」とこれまで何度か述べていた。したがって1月時点で利上げが行われる可能性はほぼないと見ていい。

今日の展望

今日は午後9時45分にユーロ圏の政策金利が発表されます。

日本225(円)

日銀発表には特に反応なし

前日のNY株式市場は景気減速懸念を受け、ダウ工業平均が301ドル安と下落。そのためこの日の東京市場も安くスタートし、日経225平均の寄り付きは169円安の20,453円だった。しかし前場には買いが多く入り、昼休み前に前日終値付近までリバウンド。そして昼休み中に日銀の金融政策据え置きが発表されたが、特に反応はなかった。結局後場も前日終値付近であまり動きがなく、終値は29円安の20,593円だった。

米ドル/円

110円をつけてから急落

米ドル/円は23日の日中から夜にかけ、109円60銭台で横ばい。その後午後11時に米11月住宅価格指数が発表され予想より高い前月比+0.4%だったため、米ドルが上昇し今年初の110円台をつけた。しかしNY株式市場の前半は軟調で、それに合わせリスク回避姿勢が広がり為替も円高が進行。一時109円30銭台になったが、NY株式市場の後半はリバウンド基調となったために米ドル/円もややリバウンドした。

WTI原油

NY株とともに急落

24日に発表される予定の米原油在庫で減少が予想されていることを材料に、23日のNY原油 は朝方の53ドル付近から夜には53ドル台半ばまで緩やかに上昇。しかし夜以降NY株式市場が下落し、リスク回避姿勢が先物市場にも波及。24日未明にかけ一時52ドルを割ったが、その後はNY株の反発とともに原油価格も52ドル台で落ち着いた。

ポンド/円

EU離脱延期の可能性で上昇

EU離脱案が21日に議会で否決されたイギリスは、「合意なき離脱」を避けるために3月29日の離脱日を延期すべきという意見が議会内で増えてきている。ポンド/円は23日朝方から夕方まで141円台で推移した後、EU離脱延期の可能性を受けて夕方以降大きく上昇。夜以降のNY株安を受け多少は勢いが衰えたが、大きくは下がらず24日朝まで143円台をキープした。

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