27日は史上初めて日経225平均が50,000円を超えた。
週末中の26日にマレーシアで米中閣僚級会談が行われ、会談後には先日発表された米による対中100%追加関税や中国のレアアース輸出規制が延期されると発表された。これによって米中間の緊張緩和が進むとの観測が高まり、週明け27日の東証は全面高。日経225平均は史上初めて50,000円を超えた。そのような状況だが27日には米経済指標の発表はなかったものの、米中の緊張緩和を受けてNY株式市場は堅調な展開となりダウ工業平均は337ドル高で終了した。
今日の展望
今日からアメリカではFOMCが始まります。午後10時にはアメリカの8月ケース・シラー住宅価格指数が発表されます。
すでに述べたように週末に米政府が対中100%関税を延期すると発表し米中の緊張緩和期待が高まったことで、週明け27日の東証は全面高相場となった。日経225平均は606円高の49,905円で寄り付き、直後に史上初めての50,000円をつけた。前場はそのまま主に50,000円台で推移し、後場になっても達成感からの調整下げなどはなく順調に続伸。一時は上昇幅が1,300円を超え、終値は1,212円高の50,512円だった。
週末に米中閣僚級会談が行われ米中がお互いへの関税や輸出規制などを延期すると発表したことで、週明けの為替市場はリスク選好ムードの米ドル買いが多く入った。先週を1ドル=152円80銭で終えた米ドル/円は、月曜はやや上窓を開けて153円からスタート。日中は153円を挟んだ細かい上下が続き一時は153円20銭を超えたが、28日未明になると米ドル売りが多く出て午前中には152円50銭を割った。
金価格は9月から10月前半にかけて急上昇し何度も最高値を更新したが、10月中旬に4,300ドルを超えた後は高値警戒感から下げに転じている。そして先週末には米中が貿易問題で合意に達し両国の緊張緩和が見えたことが、週明け27日の金相場にとって売り材料となった。4,100ドル付近から今週をスタートしたNY金は、日中から売られて夜には約20日ぶりに4,000ドルを割って3,900ドル台をつけた。その後28日未明になると4,000ドルを挟んだ上下が続いた。
すでに述べたように週末に米中閣僚級会談が行われ、米が対中100%関税を、中国がレアアース輸出規制をそれぞれ延期することで合意した。この緊張緩和によって週明けのユーロ/円は上窓を開けて始まり、1ユーロ=178円を超えて2002年のユーロ発足以来の対円最高値を更新。その後日中は178円付近で上下した後、午後10時頃には178円20銭まで上昇して再度最高値を更新した。
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