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24
Jan

日米など株式市場が大幅下落

user 著者 鳥羽賢

19日は株式市場が大幅下落の日となった。

アメリカの追加関税見通しから軟調な展開

米中間の貿易戦争懸念が高まり続けており、19日未明にはトランプ大統領が中国に対して新たな大規模関税をかけることを検討していると発言。この発言によって米中貿易戦争懸念がさらに高まり、19日から20日未明にかけて日米など各国の株式市場が下落。中国の上海総合指数は4%以上下げて終了。NY市場のダウ工業平均は一時400ドル以上下落した。

今日の展望

今日は午後10時半から日米欧の中銀総裁が討論会を行ないます。

日本225(円)

3月23日以来の下げ幅

すでに述べたように、19日未明にトランプ大統領が中国に対して追加関税をかけることを検討していると発言。そのためこの日の株式市場は軟調な展開となり、日経225平均は115円安の22,565円で寄り付いてスタート。午前11時頃まではそれ以上の下げは見られなかったものの、午前11時頃から売りが増え、それ以降は下落が継続。後場になると一貫して下げ、終値は402円安の22,278円と3月23日以来の大きな下げ幅となった。

米ドル/円

109円台半ばまで下落後切り返し

18日夜には110円台半ばにあった米ドル/円だが、トランプ大統領による追加関税発言を受けて米ドルが急落。19日朝には110円付近になり、その後も下げが続き午後には109円台半ばになった。だがそこで下落が一服し、その後はリバウンドが継続。夜に発表された米5月住宅着工件数が予想を上回ったことも米ドル買いにつながり、20日朝まで110円付近をキープした。

WTI原油

貿易戦争懸念は先物市場にも影響

米中間の貿易戦争懸念により、アメリカや中国の景気に影響が出て中国の原油需要が下押しされるという観測が台頭。19日朝には65ドル台半ばにあったNY原油は、その後日中から夜にかけて緩やかながら下落が続き夜には64ドル台前半に。しかしその後は売られ過ぎ感による買い戻しが入り、20日未明から朝にかけて65ドル付近までリバウンドした。

白金

2016年以来の安値に

米利上げペースが加速しているために、金利を生まない資産である貴金属の価値は相対的な下落が続いている。最近特に下落が目立つ白金だが、19日朝は885ドル付近からスタート。日中から夕方にかけて緩やかな下げが続き、夜には880ドルに。そして夜になると大きな売りが入り、860ドルに近付いて2016年2月以来2年4ヶ月ぶりの安値をつけた。

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