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28
Jan

日米などの株式市場が大幅安

user 著者 鳥羽賢

15日は日米など株式市場が大幅に下落した。

日経225平均は3月以来の下げ幅

10月は堅調な相場が続いてきた株式市場だが、11月になってその反動から下落の日が多くなった。そして15日の日経225平均は3月22日以来の下げ幅となる352円安をつけた。またNY株式市場もトランプ政権の税制改革に対する不透明さや、最近までの上がり過ぎからくる利益確定売りなどに押されダウ工業平均が100ドル以上の下げとなった。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の10月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

売りが止まらず6日連続安

すでに述べたように、11月9日午前までの急上昇からきている反動の下落がこの日も継続。前日のNY株式市場がさえない展開だったこともあり、日経225平均の寄り付きは130円安の22,250円でスタート。前場に緩やかな下げが続いた後、後場開始直後に先物売りなどに主導されて急落し22,000円近くに。そのまま終了まで低い水準に留まり、終値は352円安の22,028円だった。

米ドル/円

米長期金利低下から112円台

15日朝方は113円50銭付近にあった米ドル/円だが、その後は日本の株安などから円高・米ドル安が進行した。また同じく朝方には2.38%付近にあった米長期金利が、夜までに2.33%に低下したことも米ドル安につながった。結局夜には112円60銭付近まで下がり、この水準は約1ヶ月ぶりの円高水準となる。ただし夜に発表された米経済指標がまずまずだったことなどから、16日未明には下げ止まった。

WTI原油

米原油在庫増で一時下落

米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。予想の前週比220万バレル減に対し、発表は190万バレル増と予想に反して増加していた。この日は朝方から夜にかけて55ドル付近で横ばいだったNY原油 は、原油在庫増加の発表を受けて一時下落。ただ産油国による減産延長期待もあったためにそれほど下げず、16日になると55ドル台前半で朝まで推移した。

豪ドル/円

賃金指数が予想以下のため豪ドル急落

豪ドル/円は15日に早朝には86円60銭付近にあったが、朝に発表されたオーストラリアの7~9月期賃金指数が、予想の前期比+0.7%に対し結果は+0.5%と予想を下回った。この統計発表直後に豪ドルが60~70銭急落し85円台後半に。ここ数日原油が下げたこともあって資源国通貨の豪ドルはその後も伸びず、16日朝まで85円台後半に留まっていた。

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