23日朝に日米が貿易問題で合意したとの情報が流れた。
23日午前8時頃に、トランプ大統領が自身のSNSで「日本から今後5,500億ドル(約80兆円)の投資を受ける代わりに、日本への関税を(通知していた25%から)15%に引き下げる」と述べた。日本政府からの正式な発表はまだなのでこれが100%正確な合意であると確定したわけではないが、日米間での貿易問題で合意が行われた模様だ。そのような状況だが22日のNYダウは終日緩やかな上昇が続き179ドル高で終了。S&P500指数は小幅ながら最高値を更新した。
今日の展望
今日は午後11時にアメリカの6月中古住宅販売件数が発表されます。
参院選後初となった22日の東証では、日経225平均は前週比45円高の39,864円で寄り付き。参院選における与党の議席減数が懸念されていたほどの幅でなかったため、寄り後に一時多くの買いが入り40,000円を突破したがすぐに大幅反落。その後は後場にかけて大きく下がり、終値は45円安の39,774円だった。夕方以降の先物は23日未明にかけて安定推移が続いた後、同日午前8時頃に日米貿易合意が発表されると懸念解消で暴騰している。
米ドル/円は22日朝方には1ドル=147円50銭付近にあったが、日中は緩やかな円安に動き午後4時頃には148円に接近した。しかし米ではFRBパウエル議長の解任の話がくすぶっていることが米ドル売り材料となり、その後は夜にかけて大幅な円高になり147円を割って146円台前半をつけた。そして23日朝方に日米貿易合意の話が伝わると、乱高下しつつも円高に動いた。
米ではFRBパウエル議長の解任懸念がくすぶっており、それが米ドル安と金高の材料となっている。またトランプ大統領の相互関税の発動が8月1日に迫っていることも、この日の金買い材料となった。22日日中は3,390ドル付近で大きく動かなかったNY金だが、夜になると大きく上昇。23日未明には6月中旬以来の高値となる3,430ドルをつけ、そこで落ち着いた。
過去数週間急上昇が続き先週には時価総額が4兆2000億ドルに到達したエヌビディアだが、18日、21日と2営業日続落。そして22日になると開始直後に多くの売りが入り、一時は前日比4%安い164ドル台をつけた。この日に特に売り材料が出たわけではないが、これまでの上がり過ぎによる利益確定売りなどが出たと見られる。その後は下げ幅の半分ほど反発して主に168ドル付近で推移し、終値は2.5%安の167.03ドルだが時価総額4兆ドルは維持した。
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