28
Nov

日本の雇用指標はやや悪化

user 著者 鳥羽賢

28日朝方に日本の経済指標が多数発表された。

10月有効求人倍率は小幅低下

27日のNY株式市場は感謝祭の祝日のため休場した後、28日朝方には日本の経済指標が多数発表された。10月失業率は予想の2.5%よりやや高い2.6%で、9月と同じ数字だった。10月有効求人倍率は予想の1.20より低い1.18で、前月の1.20より低下した。10月鉱工業生産は予想の前月比0.6%減に反して1.4%増だったが、前月の2.6%増より減少していた。しかし発表後の28日の東京株式市場には大きな影響はなかった。

今日の展望

今日は午後4時45分にフランスの11月消費者物価指数が発表されます。午後10時にドイツの11月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

大幅高で50,000円回復

前日のNYダウは314ドル高で終了し、その流れからこの日の東京株式市場では日経225平均は309円高の49,868円で寄り付き。寄り後に数百円上昇して50,000円を回復し、一時は50,300円を突破して上昇幅が700円を超えた。だがそこで上昇は止まり、その後は前場の残り時間から後場にかけて50,000円よりやや高い水準で推移。終値は608円高の50,167円だった。

28日朝方に急騰

12月のFOMCで利下げが発表される見通しが高まっているため、金利を生まない資産である金の相対的価値が高まり買われやすい地合が続いている。27日朝方に4,160ドル台だったNY金は、27日日中から夜にかけては大きく動かず主に4,150~4,160ドルのレンジで推移。その後28日午前中になると急騰して一時は4,190ドルをつけた。

米ドル/円

日銀委員の発言で155円台

米ドル/円は27日早朝には1ドル=156円50銭付近で推移していたが、その後野口日銀銀義委員が利上げを支持する発言を行った。この発言によって午前中は円高・米ドル安が進行し、午前10時半頃には155円70銭台をつけた。その後しばらくは156円付近で上下した後、午後2時過ぎに数十円円安に動き夕方には156円30銭に。この日は米国が祝日のため夜から28日未明には材料がなく、156円30~40銭の狭いレンジに留まった。

天然ガス

3年ぶりの高値に近づく

今年の冬は気温が低下し暖房需要が増大するとの観測から、最近の天然ガス価格は上昇が続いている。27日午前中は100万BTU=4.62ドル付近で横ばいだったNY天然ガスは、夕方から夜にかけて一旦4.54ドルまで下落。しかしその後反発して28日未明から朝方にかけて上昇が続き4.65ドルを超えた。今年3月の高値である4.8ドルを超えれば、2022年12月以来約3年ぶりの高値となる。

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