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21
Oct

日本のインフレ率が3%に

user 著者 鳥羽賢

21日朝に日本の9月CPIが発表された。

1991年以来31年ぶりの高さ

日本の9月CPIが21日朝に発表され、生鮮食料品を除いた数字で予想通りの前年同月比+3.0%だった。これは今年の最高値と同時に、消費税の影響を除けば1991年8月以来31年ぶりの高さとなる。他国より低いとはいえ日本でもインフレ傾向が鮮明になっており、政府日銀に対策を求める圧力はさらに高まりそうだ。そのような状況だが20日のNY株式市場ではダウ工業平均が一時400ドル近く上昇したものの中盤以降に下げ、終値は90ドル安だった。

今日の展望

今日は午後9時半にカナダの8月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

夜に先物上昇

前日のNYダウは100ドル安で終了し、その流れから20日の東京市場では日経225平均が276円安の26,981円で寄り付き。場中は方向感の定まらない動きが続き、26,900円台から27,000円台で上下。終値は251円安の27,006円と寄り値とほぼ同じ水準だった。引け後の先物は夕方頃には場中の終値付近に留まっていたが、夜になって上昇し午後11時過ぎには一時27,300円に。しかしその後はNY株の下げとともに下落し「行って来い」の動きとなった。

米ドル/円

大台の150円を突破

20日日中の米ドル/円は150円の大台を目前にして足踏みが続き、149円90銭付近で横ばい。しかし午後4時過ぎについに150円をつけた後、大台達成からの米ドル売りが多く出てすぐに149円台に戻った。その後夜に発表された米新規失業保険申請件数は予想を下回り、また住宅指標も予想を上回ったために再度円安が進行。今度は150円を明確に突破し、21日朝方には150円20銭付近で推移している。

天然ガス

3月以来の水準まで下げる

今後温暖な気候になると予想されていることや、今週になってシンクタンクが発表したレポートで米国内の10月天然ガス生産量が最高値になったため、天然ガスは下げが続いている。日中は100万BTU=5.5ドル付近で推移していた価格は、夜になって下落。7月の安値を更新し、3月以来となる5.2ドル台をつけた。その後一旦反発したが、米天然ガス在庫が予想の前週比1,050億立方フィート増に対し発表は1,110億立方フィート増と予想を上回る増加だったため、21日未明にはまた下げが続いた。

米ドル/トルコリラ

トルコ中銀は予想以上の利下げ

トルコ中銀が20日午後8時に政策金利を発表。予想は1%利下げが大半だったが、サプライズで1.5%の利下げが発表され政策金利は10.5%とされた。20日日中の米ドル/トルコリラは1ドル=18.6リラ付近で横ばい。そして政策金利が発表されたが、サプライズの内容にも関わらずレートはあまり反応しなかった。その後21日早朝には一時18.7リラをつけたものの、数時間後には18.6リラ付近に戻ってきた。

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