20日に日銀とECBが金融政策を発表する。
本日20日に日銀とECBが金融政策の発表を予定している。日銀は景気や株式市場が堅調になってきたため、追加緩和はなしで現状維持と発表される可能性が高い。一方ECBの方は今年になってインフレ率がかなり高まっていることから、近いうちに緩和縮小に向かうとの観測が高まっている。今日の発表とドラギ総裁の会見では、今後の緩和縮小に向けて何らかの言及があるかもしれない。
今日は正午前後に日銀が金融政策を発表します。午後8時45分にユーロ圏の金融政策が発表されます。
19日から日銀が2日間の金融政策決定会合を開始。20日の正午頃に金融政策が発表される。日銀発表前とあって、この日の国内株式市場は様子見ムードが強かった。日経225平均は前日比29円安の19,970円で寄り付いた後、やや上昇し前場には20,000円を回復。後場になっても20,000円台をキープし、終値は21円高の20,020円だった。夕方以降の先物もそれほど大きな動きはなく、20日朝まで20,000円前後で横ばいだった。
先週から米ドル安基調が続いており、19日も特に夕方以降に米ドル売りが進行。夜には一時111円台半ばまで下落した。その背景にはトランプ政権が医療関連法案を通せる見込みがなくなってきたこと、それに伴うトランプ政権自体への不安。そして今年中にあと1回の追加利上げが行なわれる可能性がやや遠のいたことなどがある。20日未明には、下がり過ぎ感から多少リバウンドした。
米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。原油在庫は予想の前週比320万バレル減に対し、発表は470万バレル減と予想以上の減少だった。またガソリン在庫も予想が前週比70万バレル減、結果440万バレル減だった。原油とガソリン在庫がどちらも予想以上の減少だったことから、この日のNY原油は上昇。約1ヶ月ぶりに47ドル台をつけた。
ECBの金融政策発表を翌日に控えた相場となった19日のユーロ/円は、ECB発表前という状況ながら6月後半以降の上げの反動もあって下落基調。朝方には129円台前半にあったが、夜までに129円近くになった。そして夜にはややまとまった売りが入り、128円60銭付近まで下落。しかしその後はリバウンドして128円台後半で20日朝を迎えた。
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