日本が休日の間金融市場は比較的平穏

筆者 鳥羽賢 |

日本が休日の12日は金融市場がやや落ち着いた。

 

暴落は一旦止まった形に

先週は日米などの株式市場に暴落が襲ってきた1週間だった。そして週明けの12日月曜は日本が振替休日で市場が休場していたものの、海外の金融市場は比較的落ち着いた1日に。NY株式市場ではダウ工業平均が序盤から前日比プラス圏で推移し、終値は前日比400ドル以上高い24,601ドルだった。また仮想通貨市場も堅調で、ビットコインは再び1枚=100万円に近付いた。

 

 

日経225先物 - NY株高から上昇

日本が休場していた12日だが、シカゴなどの日経225先物 [i] は取引が行なわれていた。月曜朝には先週終了時点と同じ21,300円台にあった日経225先物は、日本が休場していることから日中は特に動きがないまま横ばい。しかし夜以降になるとNY株式市場が大幅反発したことから日経225先物も上昇し、13日朝までには21,700円付近まで上昇した。

日経225平均15分足チャート

 

WTI原油 - 先週金曜の反動で上げる

先週金曜に発表されたアメリカ国内の石油掘削リグ稼働数が前週比26基増と大幅に増加していたことから、先週末はNY原油が一時58ドル台まで下落。そして週明けは59ドル台から始まり、その後も金曜の下げ過ぎ感から反騰相場に。夕方頃には一時60ドル台後半まで上昇した。しかしそれ以上上げる材料もなく、夜以降は下落に転じ13日朝までに59ドル台に後退した。

oil15分足チャート

 

BTC/JPY - イタリアの流出事件にも関わらず上昇

イタリアの仮想通貨取引所で、先週末に仮想通貨・ナノが日本円にして約210億円分流出するという事件が発生した。2週間前のCoincheck事件に続くハッキング事件となったものの、週明けの仮想通貨市場にはそれほど影響せず。12日朝には90万円付近にあったビットコインは、日中から夜にかけて一貫して上昇。13日朝には100万円の大台に近付いた。

BTCJPY15分足チャート

 

ZAR/JPY - ズマ大統領の辞任材料で動く

南アフリカでは先週末に、ズマ大統領の辞任を求める声が高まっているとの報道が流れた。10日土曜未明には1ランド=8.9円台にあったランド/円は、この報道を受けて週明けから上昇し、13日未明には一時9.15円になった。しかしズマ大統領の報道官が辞任を否定する発表をしたため、その後はランド安に転じ13日朝には9.1円を割り込んだ。

ZARJPY15分足チャート

 

今日の展望

今日は午後6時半にイギリスの1月CPIが発表されます。

 

 

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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。