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28
Jan

日本が休場の中リスク選好ムードが拡大

user 著者 鳥羽賢

18日はリスク選好ムードの1日だった。

海外では円安・株高が進行

18日は日本が敬老の日で株式・先物市場が休場していたが、海外では通常通り取引が行なわれていた。18日は北朝鮮関連で新しい悪材料が出なかったこともあり、全体的にはリスク選好ムードが続き円安・株高が進行。NY株式市場ではダウ工業平均が5日連続で史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの8月住宅着工件数が発表されます。

日本225(円)

緩やかな上昇の1日

すでに述べたように日本では敬老の日で株式市場が休場していたが、シカゴとシンガポールの日経225先物は取引が行なわれた。その先物だが18日朝は19,800円台にあったものの、リスク選好ムードから日中から夜にかけて緩やかな上昇が継続。そのまま19日朝までには19,900円台に到達した。

カナダドル/円

カナダ中銀副総裁の発言で急落

18日のカナダドル/円は比較的動きのない相場が続き、91円台前半で夜まで横ばいだった。しかし19日午前3時頃に、カナダ中銀のレーン副総裁が「高金利やカナダドル高の影響を注視する」と、カナダドル高をけん制する発言を行なった。この発言に市場は鋭く反応。カナダドル/円は1円近く急落して90円台前半になり、そのまま19日朝まで90円台に留まった。

1,300ドル近くまで下落

北朝鮮やハリケーンのリスクが遠のいたことから、金は下落基調が続いている。18日は1,310ドル台後半から始まったものの、1日を通して下げが続き19日未明には1,300ドル近くに。またFRBによる年内利上げ観測が残っていることも、金利を生まない資産である金の相対的価値を下げている。結局9月8日に1,350ドルでピークをつけて以来の下げ幅は50ドル近くに達した。

ブラジル 60

景気期待に支えられ続伸

2014~16年頃は低迷していたブラジル経済だが、今年に入ってから回復基調が続いている。そのためブラジルの株式市場も2017年になって好調。主要指数のボベスパ指数は18日になって続伸し、今年の最高値となる76,000近くで終了。ボベスパ指数は年初以来の上昇率が25%にも達し、また8月以降は特に急騰しており上昇率も15%にもなっている。

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