LINE
24
Jan

政策金利発表ラッシュは無難に終わる

user 著者 鳥羽賢

21日の政策金利発表ラッシュは比較的無難に終わった。

イギリスは利上げ可能性高まる

21日はスイス、イギリス、メキシコが政策金利を発表する、政策金利発表ラッシュの1日となった。スイスは予想通り政策金利据え置き。イギリスは予想通りの据え置きだったものの、利上げを主張していた委員の数が前回より1人増えたために、今後の利上げ見通しが拡大。またメキシコは予想通り0.25%の利上げを発表し、7.75%とされた。

今日の展望

今日はOPECの総会が開催されます。

日本225(円)

前日からのリバウンド基調が継続

19日は米中貿易戦争懸念から400円ほどの大幅安となった日経225平均は、20日になると大きくリバウンド。そしてこの日もリバウンド基調が継続した。前日比32円安の22,523円で寄り付いたが、その後は前場から堅調な展開で22,700円に接近。後場になると22,700円付近で推移し、終値は138円高の22,693円だった。しかし夕方にはイタリアで反EU派の人物が要職に指名されたと報道されたことから、リスク回避の売りで22,400円台に下落。

ポンド/円

政策金利発表後に1円以上上昇

すでに述べたように、21日の午後8時にイギリスが政策金利を発表。予想通りの据え置きだったものの、利上げを主張する委員が前回より1人多かった。21日は朝方から午後まで145円台半ばにあったポンド/円は、夕方になるとイタリア発のEUへの懸念の高まりから144円台に下落。だが午後8時に英政策金利が発表されると、今後の利上げ期待から1円以上上昇し146円台になった。

米ドル/円

低調な経済指標と米長期金利低下で下げる

米ドル/円は21日朝方から夜まで、110円台半ばで推移。そして午後10時には米住宅関連指標が発表されたが、予想を下回る低調な数字だった。また午後11時に発表された景気指標も予想以下の数字。そして米長期金利が2.9%を割るところまで低下したこともあり、午後12時前後に米ドルが売られ109円台まで下落。そのまま22日朝まで109円台で推移した。

半年ぶりの安値更新も夜以降リバウンド

米利上げペースの加速見通しが高まっているため、金利を生まない資産である金の相対的価値の下落が続いている。21日朝までに1,260ドル台に下がり約半年ぶりの安値となったNY金 [i] は、21日日中にも続落し夜には一時1,260ドル台前半に。しかし米長期金利の低下などで夜以降に米ドルが下落すると、それに反比例して金は上昇し1,270ドル近くまでリバウンドした。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう