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Sep

悪材料続出しNY株式市場が大幅安

user 著者 鳥羽賢

21日のNYダウは510ドル下落した。

欧州の感染拡大などが悪材料に

週末から週明け21日にかけ、株式市場にとって悪材料が続出した。欧州各国では最近になってCOVID-19の感染者が再び増えており、ロックダウン再開懸念が高まっている。また21日に公表された「フィンセン文書」で世界の大手銀行が不正行為に関わっていると暴露され、銀行株が売られた。米では最高裁判事の人事を巡り民主・共和両党の対立が深まっている。これらの材料によって21日のNY株式市場は軟調な展開となり、ダウは一時900ドル以上下落し510ドル安で終了した。

今日の展望

今日は午後11時半からFRBのパウエル議長が米下院で証言を行います。

日本225(円)

23,000円を大きく割り込む

日本が敬老の日で休場していた21日だが、シカゴなど海外の日経225先物は取引が行われた。午前中から昼過ぎにかけてしばらく23,000円台に留まっていたものの、夕方以降は欧州株の下落を受け日経225先物も下落し23,000円を割った。その後NY株式市場時間中の夜まで下げが続き一時は22,500円を下回ったが、22日未明になってリバウンドし22日朝方は22,800円付近で推移。

米ドル/円

米ドル買い戻しが進み上昇

21日朝方には104円40銭付近にあった米ドル/円は、日中は先週からの米ドル安地合が続き夕方には104円付近に。103円台突入は時間の問題かに見えた。午後9時半には米8月シカゴ連銀全米活動指数が発表され、予想を下回る0.79だった。経済指標は低調だったものの、午後10時過ぎになるとこれまでの反動から米ドルの買い戻しが入り上昇。22日朝方までに104円70銭付近まで上昇した。

米ドル/トルコリラ

リラ最安値を大きく更新

先週はリラ最安値の更新が続いた米ドル/トルコリラは、週明けは先週終値とほぼ同じ1ドル=7.57リラからスタート。米ドル安が続く日中はしばらく同じ水準に留まった。しかし夜に米ドルが先週の下げ地合から上げに転じたことから、夕方以降は先週以上の勢いで米ドル高・リラ安が進行。22日未明には一時7.65リラをつけ、リラの史上最安値を大きく更新した。対円でも同様にリラが下落し、1リラ=13円60銭台をつけて最安値となった。

下落し一時1,900ドル割れ

NY金は21日朝方から午後まで1,950ドル付近で横ばい。しかし夕方頃から欧州株の下落に伴い金も売りが膨らみ、一旦1,930ドルまで下落した。午後10時過ぎになると米ドルが上昇に転じたことから、米ドルと反対に動くことが多い金は急落。1,900ドルすら割り込み、8月12日以来の1,800ドル台をつけた。だが1,880ドルに接近したところで底をつけ、その後は22日未明にかけて反騰し1,900ドルを回復した。

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