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24
Jan

市場は落ち着きを取り戻す

user 著者 鳥羽賢

16日になって金融市場に落ち着きが戻ってきたように見える。

英離脱協定案採決が終わりしばらくイベントなし

Appleショックで始まり、15~16日にはイギリスのEU離脱協定案採決とかなり市場が荒れる材料が多かった2019年序盤だが、16日以降になってやや落ち着いてきたように見える。今週はこの後大きな材料もないので、しばらくは方向感に欠ける相場が続くだろう。来週には日本とユーロ圏の政策金利発表があり、それまでは一休みすることができると思われる。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の12月CPIが発表されます。時刻は未定ですが南アフリカの政策金利が発表されます。

日本225(円)

利益確定売りなどで小幅安

未明に行なわれた英離脱協定案採決は否決されたものの、否決は市場にとって織り込み済みだった。NY株式市場はこの結果にも大きく動かず、東京市場も日経225平均は20円高の20,575円からスタート。しかし前場には利益確定売りが増え、一時20,300円近くまで下落。後場開始までには切り返し、後場は20,400円台で推移。終値は112円安の20,442円だった。

ポンド/円

乱高下の後落ち着く

英下院による離脱協定案採決前後に、ポンド/円 は乱高下。一時137円台まで下落した後、急速にリバウンドして139円台まで戻ってきた。16日朝以降は目立った材料なく、ポンドの緩やかな上昇が継続。16日に英下院で提出されたメイ内閣に対する不信任案も否決され、英政界の不安定化懸念も一旦は収束。ポンドは17日朝までに140円台を回復した。

イーサリアム(日本円)

16日早朝に急落後リバウンド

17日にハードフォークを予定していたイーサリアムだが、16日早朝になって突然延期が発表された。この発表を受けてレートは13,500円から12,700円まで6%急落。だがその後は緩やかに反騰する展開が続き、16日夜には急落前の水準を超えて一時14,000円近くまで上昇。しかしその水準を維持することはできず、17日朝までに13,300円付近まで下落してきた。

米ドル/トルコリラ

トルコ政策金利は据え置き

トルコ中銀が16日の午後8時に政策金利を発表。予想通り24%の据え置きとされた。同時に発表された声明では「必要に応じて金融引き締めを行う」と今後の引き締めもある姿勢が示されていた。朝方に1米ドル=5.45リラにあった米ドル/トルコリラは、政策金利発表時までに5.39リラまで米ドル安・リラ高が進行。そして政策金利とともに今後の引き締め姿勢が示されると、リラが一段と上昇し17日朝までに5.33リラ台をつけた。

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