29
Jul

市場は日米政策金利発表前の様子見ムード

user 著者 鳥羽賢

今週31日に日米が政策金利を発表する。

28日のNY株式市場は小幅推移

今週は31日木曜に日米が政策金利の発表を予定しているため、両国の株式市場はその様子見ムードに入りつつある。週明け28日は米経済指標の発表もなく、NY株式市場は材料難な1日に。ダウ工業平均は市場前半には先週終値付近で推移し、後半になると多少下落して64ドル安で終了。その一方でエヌビディアはこの日も上昇して株価と時価総額の最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後10時にアメリカの5月ケース・シラー住宅価格指数が発表されます。午後11時にアメリカの6月JOLTS求人件数が発表されます。

日本225(円)

連日の大幅安

先週の23日朝に日米の貿易合意が発表されたことで、23・24日で日経225平均は約2,000円の暴騰。しかしこの暴騰の反動で25日は370円安で終了した後、週明け28日は59円高の41,515円で寄り付き。場中になっても先週の暴騰を受けた利益確定売りは止まらず、前場から後場にかけて下げが継続。終値は458円安の40,998円と41,000円を割った。夕方以降の先物も緩やかながら夜から29日未明にかけて下げが続いた。

米ドル/円

EUとの合意で米ドル上昇

先週末27日、米がEUと貿易問題で合意したと発表された。これで23日の日本に続いて重要な国・地域と合意できたことになる。日本やEUとの貿易問題における不透明さが消えたことで、週明け28日の米ドルは上昇。先週を1ドル=147円60銭で終えた米ドル/円は、週明けはやや高い水準からスタート。その後は日中から夜にかけて貿易リスク後退を受けた米ドル買いが続き、148円を超えても止まらず29日未明には148円50銭に到達した。

WTI原油

原油需要にも楽観的な見方広がる

週末に米とEUが貿易問題で合意したことで、原油需要に対しても楽観的な見方が広がり週明けの原油相場は堅調な1日となった。先週を65.1ドル付近で終えたNY原油は、欧米がまだ月曜を開始していない28日日中は65ドル台前半で小動き。だが欧州が28日朝となる日本時間午後頃から上昇し、夜になると加速。一時は67ドルをつけたもののそこで下げ止まり、29日朝まで主に66ドル台後半に留まった。

エヌビディア

時価総額4.3兆ドルを突破

AIの世界的な普及を背景にエヌビディアの業績と株価は急上昇しており、今月に世界初の時価総額4兆ドル企業となってからも勢いは衰えていない。先週を173.50ドルで終えたエヌビディア株は、週明け28日も序盤から上昇。終盤まで緩やかな上昇が続いた後終了間際に跳ね、終値は1.9%高の176.75ドルで最高値を更新。時価総額も4兆3000億ドルを突破した。

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