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24
Jan

市場はトルコショックからリバウンド

user 著者 鳥羽賢

14日はトルコショックからのリバウンドが見られた。

日経225平均は前日の下げ以上の上昇

先週後半から続くトルコリラの下落のため週明け13日は金融市場全体に不安が広がり、日米の株式市場が大幅に下げるなどトルコショックが市場を襲った。しかし14日になると、すぐにトルコが破綻するわけではないことがわかったことなどから市場はトルコショックから回復。日経225平均は前日の下げ以上の上昇となり、トルコリラもかなり上昇した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの7月小売売上高が発表されます。

日本225(円)

前日の下げを上回る499円高

前日はトルコショックのために441円安となった日経225平均だが、この日はリバウンド相場となった。前日のNY株式市場は続落したものの、為替が前日朝よりも円安水準になったために日経225平均の寄り付きは196円高の22,053円と22,000円を回復。場中になっても前場から上昇が続き、後場には一段高。終了間際にも先週金曜の終値を超えて跳ね上がり、終値は499円高の22,356円と前日の下げ以上の上昇幅となった。

米ドル/トルコリラ

5000pip以上のリラ上昇

週明けにリラが続落し一時は1米ドル=7リラを超えていたが、その後トルコ当局がリラ安定のために複数の措置を発表したことで、6.9リラ付近で14日朝まで推移。日中以降も夕方まで6.9リラ付近に留まった後、夕方過ぎに一気にリラ買いが入り6.5リラ付近まで大きく下落(リラ上昇)。さらに夜から15日未明にかけて6.4リラまで下がり、1日で5000pip以上のリラ大幅リバウンドとなった。

WTI原油

来年の供給増予想で小幅安

14日朝には67ドル台前半にあったNY原油は、その後日中から夜にかけて米・イラン関係の悪化懸念などから68ドル台まで上昇。しかしこの日にOPECが来年の非加盟国の原油供給量予想を発表し、今年より日量213万バレル増加するとされた。この予想を手掛かりに夜以降は原油が売られ、15日朝までには66ドル台まで下落。

ビットコイン(日本円)

急落し今年の最安値に近付く

イーサリアムとICOのプロジェクトがとん挫していることなどを材料に、今週に入って仮想通貨全般が下落。イーサリアムやリップルなど今年の最安値をつけた仮想通貨も多い。14日早朝には69万円付近にあったビットコインは、朝方に65万円台まで下落。6月につけた今年の最安値である64万円台に迫った。だがその後は日中から夜にかけてリバウンドが続き、15日朝には69万円を回復した。

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