北朝鮮のリスクが高まり続けている。
北朝鮮からのミサイル発射や挑発行為が続いているため、米トランプ大統領が日本時間の9日午前4時に会見を行ない、北朝鮮に対する軍事行動もあるとの発言を行なった。最近数ヶ月存在してきた北朝鮮の地政学的リスクが、この会見のために一段と高まり会見前後から円高・株安が進行した。
今日は午後9時15分にカナダの7月住宅着工件数が発表されます。
ここ2ヶ月ほど20,000円付近でこう着状態が続いている日経225平均は、前日20,000円を回復した勢いが8日になると止まった。8日は前日比7円高の20,062円で寄り付いたものの、その後前場に下落しすぐに20,000円割れ。終値は59円安の19,996円だった。そして9日未明にすでに述べたトランプ大統領の会見があったため、北朝鮮リスクを嫌気し日経225先物は19,900円付近まで下落した。
8日の米ドル/円は日中から夜にかけて緩やかに下落し、夜には110円台前半に。そして夜に発表された米求人件数の数字が好調だったため、110円台後半まで一旦上昇。しかしその後9日午前4時にトランプ大統領が会見を行なうとの発表があると、北朝鮮リスクのためにリスク回避の円高・米ドル安が進行。9日朝までには109円台まで下落した。
南アフリカ議会は、8日に非公開でズマ大統領の不信任投票を実施。しかし投票は反対過半数で否決された。ズマ大統領の罷免を期待していた市場は、この結果に失望し結果判明後はランド売りで反応。8日夜には1米ドル=13.1ランド台で推移していた米ドル/ランドは、投票後9日未明に13.3ランド台に上昇(ランド下落)した。
中国の7月貿易統計が8日に発表され、米ドル建てで予想の450億ドルの黒字に対し、発表は467億ドルの黒字と予想より黒字幅が大きかった。発表前1米ドル=6.72元付近にあった米ドル/元レートだが、この統計によって6.7元付近まで下落(元上昇)。しかしその後はまた緩やかに米ドル高・元安が9日朝頃まで続いた。
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