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28
Jan

北朝鮮が再びミサイルを発射

user 著者 鳥羽賢

29日午前6時頃に北朝鮮がミサイルを発射した。

北朝鮮ミサイルによって円が急騰

29日の午前6時頃、北朝鮮が再びミサイルを発射。北海道の上空を通過して太平洋上に落下したと伝えられている。北朝鮮における地政学的リスクが再び高まったことから、発射の報道後に円が急騰。NY株式市場はすでに終了していたものの、29日の国内株式市場もマイナス圏でスタートしている。

今日の展望

今日は午後3時45分にフランスの第2四半期GDP改定値が発表されます。

日本225(円)

場中は横ばい後に先物急落

前日のNY株式市場が上昇したことから、28日の国内株式市場は高寄りでスタート。日経225平均は50円高の19,502円で寄り付いた。しかしその後は特に買い材料もなかったため、売りが優勢となり終値は3円安の19,449円だった。夕方以降の先物も29日朝までそのまま19,400円台で推移していたものの、北朝鮮ミサイル発射の報が伝わると急落し一時19,000円近くになったが、その後はややリバウンド。

米ドル/円

一時108円台前半に

28日の日中から夜にかけて特に材料がなく、またこの日は米経済指標の発表もなかった。そのため米ドル/円は28日朝方から29日未明まで109円台前半で横ばい。しかし午前6時頃に北朝鮮のミサイル発射が報じられたため、一気に108円台前半まで円高・米ドル安になった。米ドル/円の108円台前半は4月中旬以来約4ヶ月ぶり。

WTI原油

ハリケーンの影響を懸念し下落

アメリカではハリケーン「ハービー」が南部に上陸し、テキサス州を中心に甚大な被害をもたらしている。このハリケーンの影響で、南部の石油施設の一部が操業を停止。そのため原油在庫が今後積み上がるという懸念が高まり、原油市場は売りで反応。28日日中から夜にかけて47ドル台で推移していたNY原油は、その後46ドル台前半まで下落したが、29日朝にかけて46ドル台後半まで反騰した。

地政学的リスクから11ヶ月ぶりの高値

最近では米トランプ政権の混乱や北朝鮮における地政学的リスクの高まりを受け、金の上昇が続いている。28日も日中から夜にかけて1,290ドル台の高値で推移。そして夜12時頃になると、為替市場でユーロ高・米ドル安になったためNY金は割安感から買われ1,300ドルを突破。さらに29日午前6時頃に北朝鮮のミサイル発射が報じられると、1,320ドル付近まで急騰。この水準は昨年9月以来約11ヶ月ぶりの高値となる。

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