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28
Jan

円全面安の1日

user 著者 鳥羽賢

12日は円が全面安の1日だった。

北朝鮮やハリケーンのリスクが後退

先週は北朝鮮リスクによって為替市場で円高が進行したが、週末の9日に北朝鮮がミサイル発射をしなかったことから、今週になって北朝鮮リスクが後退。またハリケーン「イルマ」も熱帯低気圧になったためにこれ以上の被害の拡大はないと見られている。市場のリスクが後退したために、12日の為替市場では前日に続いて円が全面安の展開となった。またNY株式市場でもダウ工業平均が史上最高値を更新した。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの8月PPIが発表されます。

日本225(円)

連日の大幅高

前日のNY株式市場が北朝鮮とハリケーンリスクの後退から大幅高となったことから、12日の国内株式市場は堅調な展開。日経225平均は191円高の19,736円でスタート。その後も19,700円台の高値圏で推移し、終値は231円高の19,776円だった。夕方以降の先物の時間になっても、円安とNY株高を受けて日経225先物が続伸した。

米ドル/円

米長期金利上昇とリスク後退で米ドル買い

今週になってから米長期金利の上昇が続いている。先週金曜には2.07%だった米長期金利は、11日月曜には2.12%、12日火曜になると2.17%まで上昇した。長期金利の上昇を受けて12日になっても米ドル買いが継続。また北朝鮮やハリケーンリスクの後退も米ドル買いを後押しした。12日朝には109円台にあった米ドル/円は、終日上昇が続き13日朝までに約2週間ぶりとなる110円台をつけた。

WTI原油

OPEC産油量減で小幅続伸

OPECがこの日月報を公表し、8月の産油量は前月比0.2%減の日量3275万バレルと掲載されていた。朝方は48ドル付近にあった12日のNY原油 は、一時はハリケーン「イルマ」の影響などを懸念して小幅下落。しかしその後OPECの産油量減を受けて反騰し、13日朝までに48ドル台前半に到達した。

ポンド/円

英CPIは堅調

12日の午後5時半に、イギリスの8月CPIが発表。予想の前年同月比+2.8%に対し、発表は+2.9%だった。リスク後退から円安相場となったこの日は、ポンド/円は朝方の143円台から夕方には144円台まで上昇。そして堅調なCPIを受けて発表後にはポンド買いがさらに強まり、発表直後に145円台に。その後も上昇が続き13日朝までに146円近くに到達した。

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