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28
Jan

全体的に材料難な1日が終わる

user 著者 鳥羽賢

22日は金融市場全体として材料難な1日だった。

しばらくは材料難な相場

先週の政策金利発表ラッシュや週末のフランス総選挙が終わり、22日になると材料難な1日となった。前日まで原油安が続いていたものの、そちらも一服し22日にはややリバウンド。そのため日米など各国の株式市場も動きようがない状態が続き、上下どちらにも大きく動かないまま終了した。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの5月新築住宅販売件数が発表されます。

日本225(円)

小幅下落、タカタは1週間ぶりに寄り付く

特に材料がなかったこの日は、日経225平均は前日比16円高の20,154円で寄り付き。その後も特に上下には動かず、20,100円台を中心に推移し終値は28円安の20,110円だった。ただ個別株を見ると民事再生法の適用申請間近と報道されたタカタ株が、値幅制限が2倍になったこともあり先週の15日以来1週間ぶりに寄り付いた。

ポンド/円

英中銀政策委員が連日の利上げに前向きな発言

22日朝には140円台にあったポンド/円だが、この日に英中銀のフォーブス政策委員が「金融引き締めに緊急性が見られる」と発言。この発言は利上げに前向きな発言と受け止められた。前日にはホールデン政策委員も「年後半には緩和策の一部解除が望ましい」と発言しており、連日の利上げ容認発言だった。これらの発言を受けてポンドが買われ、23日朝までに141円台まで上昇。

カナダドル/円

小売売上高好調でカナダドル買い

カナダの4月小売売上高が、23日の午後9時半に発表。予想の前月比+0.3%に対し、発表は+0.8%と好調だった。また自動車を除いた数字でも、予想が前月比+0.7%、結果+1.5%だった。好調な経済指標もあり、22日夕方からカナダドルが上昇。日中は83円台前半で推移していたカナダドル/円だが、夕方以降上昇し夜には84円台に。そのまま84円台前半で23日朝を迎えた。

コーン

天候改善予想から下落

アメリカのコーン生産地で、今後天候が改善するという予想が22日になって流れた。またこの日米農務省が発表したコーンの週間輸出成約高は、65万3000トンとやや低調な数字だった。これらの材料から22日のシカゴコーンは軟調で、朝方に360セント台後半にあった価格が23日朝までに360セント台前半まで下落。コーンは6月になって下落基調が続いている。

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