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28
Jan

先物市場で原油安が続く

user 著者 鳥羽賢

先物市場では21日になっても原油安が続いた。

原油安からNY株式市場も下げる

5月のOPEC総会で減産延長で合意したにも関わらず、原油安が続いている。21日になっても原油売りが止まらず、NY原油は42ドル台前半まで下落。そのためNY株式市場ではエネルギー株に売りが増え、市場全体としても軟調だった。原油価格の下落が止まらないため、産油国は追加の原油安対策を迫られると思われる。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

NY株安を受け軟調

前日のNY株式市場が下げたことから、21日の国内株式市場は朝から軟調な展開だった。日経225平均は前日比38円安の20,192円から始まり、その後もさえない展開。前日に大幅上昇したことから出た利益確定売りも上値を抑えた。結局後場になっても上昇は見られず、終値は92円安の20,138円だった。夕方以降の先物の時間も同様に軟調で、日経225先物は一時20,000円近くまで下落。

WTI原油

米原油在庫減も下げを止められず

米エネルギー情報局(EIA)が、21日に週間原油在庫を発表。予想の前週比110万バレル減に対し、発表は250万バレル減と予想より大幅に減少した。一方ガソリン在庫は、予想が前週比10万バレル増、結果が60万バレル減だった。原油・ガソリン在庫が減少しても原油安の大きな流れは止められず、22日未明には一時42ドル近くまで下落し昨年8月以来10ヶ月ぶりの安値となった。

ポンド/円

ホールデン委員の発言でポンド高

ポンド/円 は前日のカーニーBOE総裁の「今は引き締めの時ではない」という発言を受け、21日日中には一時139円台までポンド安になっていた。しかしこの日に政策委員会のホールデン委員が、「年後半には緩和策の一部解除が望ましい」と発言。この発言を受けてポンド買いが増え、21日夜には141円台までポンド高になった。その後も141円付近の高値を維持しつつ22日朝まで推移。

NZドル/円

NZ中銀が政策金利を据え置き

NZの中銀が22日の午前6時に政策金利を発表。予想通り1.75%の据え置きとされた。そして同時に発表された声明では「一時的な要因がインフレを押し上げている」など、インフレ率が高まっていることを示した。この声明などから、発表後にNZドルは上昇。発表前に80円30銭前後にあったNZドル/円は、発表後に一瞬だけ60~70銭NZドル高になった。

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