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28
Jan

仏大統領選終了でマクロン候補勝利

user 著者 鳥羽賢

7日に行われた仏大統領選の決選投票ではマクロン候補が勝利した。

ユーロ危機は当面回避

7日にフランスで大統領選の決選投票が行われ、EU残留派のマクロン候補が約65%の票を得て大勝した。対立候補のルペン氏はEU離脱を政策に掲げていたため、大統領になったらフランスがEU離脱の方向に向かうと見られていた。フランスのEU離脱はユーロ圏離脱も意味していたが、その危機は当面回避されたことになる。週明けはマクロン氏の勝利を受けて株高スタート。

今日の展望

今日は午後11時にアメリカの4月労働市場情勢指数が発表されます。

日本225(円)

円安などを受け上昇

5日は日本の株式市場が3連休していた日の最後の日となったが、この日も海外の日経225先物 は取引が行われた。その先物だが朝方は19,500円台で推移した後、為替が急激に円高になったことから一時19,400円台まで下落。しかしその後は日中から夜にかけて一貫して買われ、NY株高もあって先週の終値は19,600円台だった。週明けの株式市場では仏大統領選の結果を受けて19,700円台まで上昇し年初来の高値を更新中。

米ドル/円

米雇用統計には反応薄

前日に一旦113円に近付いた米ドル/円は、5日朝に急落を見せ112円台前半に後退。その後は緩やかにリバウンドをしつつ、112円台半ばで午後9時半の米4月雇用統計発表を迎えた。米雇用統計は予想の前月比19万人増に対し、発表は21万1000人増と好調だった。しかし米ドル/円のレートは発表直後に多少乱高下しただけで、特に発表後に上下どちらかの方向性は定まらずそのまま先週を終えた。

ユーロ/円

仏大統領選の結果から週明け124円台

フランス大統領選の決選投票直前となった5日のユーロ/円は、米ドル/円と同様に緩やかに円安・ユーロ高トレンドが継続。朝方の123円台前半から先週終了時には123円台半ばになった。そして行われた仏大統領選は、すでに述べたようにマクロン候補の勝利。この結果を受けて週明けの為替市場では124円台に上昇してスタートしたが、その直後に123円台まで後退している。

WTI原油

ロシアが減産延長見通しで上昇

アメリカの民間調査会社が、5日に週間石油掘削リグ稼働数を発表。前週比6基増の703基となり、これで16週連続の増加になった。この統計は原油にとって売り材料だったものの、この日にサウジアラビアの高官が「ロシアは減産を延長する用意がある」と発言。この発言や5日早朝に43ドル台まで下がった売られ過ぎ感から、午前中以降は急激にリバウンドし先週終了時までに46ドル台を回復した。

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