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28
Jan

仏大統領選後に国内株が暴騰

user 著者 鳥羽賢

8日は日本の株式市場が暴騰した。

仏大統領選の結果受けリスク選好の買い

8日は日本が先週の連休を終えて株式市場再開の日となった。7日に投票が行われた仏大統領選では、事前予想通りEU残留派のマクロン候補が大勝。この結果を受けてリスク選好の動きが広がり、日本の株式市場は暴騰スタートとなった。また為替市場でも円安・米ドル高となり、全体的に仏大統領選前の懸念が払拭された感がある。

今日の展望

今日は午後3時にドイツの3月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

2015年12月以来の2万円に近付く

すでに述べたように、連休明けの国内株式市場ではフランス大統領選の結果を受けて朝から買いが殺到。日経225平均は264円高の19,709円で寄り付き。その後も上昇を続け、後場には一時2015年12月以来の20,000円に近付いたが、到達はならなかった。ただしアメリカが日本の鉄鋼に対し制裁措置を発表したことを受け、鉄鋼株だけは軟調な展開に。結局終値は450円高の19,895円だった。

米ドル/円

約2ヶ月ぶりの113円台

フランス大統領選の結果を受けた週明けの為替市場では、米ドル/円は112円台後半からスタート。しかし夕方頃まではあまり動きがなく、一時112円台半ばまで後退した。しかしその後、FRBの関係者が近いうちにバランスシート縮小を始めると示唆する発言。この発言から米債利回りが上昇し、それを受けて夕方以降米ドル買いが進行。9日朝までに3月以来約2ヶ月ぶりの113円台をつけた。

米ドル/トルコリラ

鉱工業生産好調でもリラ安

この日は午後4時にトルコの3月鉱工業生産が発表され、予想の前月比+0.8%に対し発表は+1.3%と好調な数字が出た。しかしこの数字にも関わらず、夕方以降の米債利回り上昇を背景とした米ドル買いは止められず。米ドル/トルコリラは朝方の1米ドル=3.53リラから、夜以降には3.58リラまで米ドル高・リラ安となった。

ユーロ/円

ユーロは伸び悩み

先週を123円60銭付近で終えたユーロ/円 [i] だが、仏大統領選の結果を受けて週明けは124円台スタート。だがフランスでは6月に議会選挙も控えており、ユーロを無条件で買おうという雰囲気は広がらなかった。結局日中にはユーロが下落し夕方頃には一時122円台に。ただその後は反騰し、9日未明には123円台半ばを回復した。

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