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28
Jan

今週も北朝鮮情勢に警戒要

user 著者 鳥羽賢

今週も先週に引き続き北朝鮮情勢に注意が必要となる。

日本はお盆休みが終了

今週は日本でお盆休みが終わり、投資家が市場に帰ってくる。先週後半には米トランプ大統領が「北朝鮮がグァムに攻撃した場合には報復する」と発言したこともあり、円高・株安が進行した。今週は経済指標・政策金利の発表はあまりないものの、北調整情勢の動向には引き続き警戒が必要となる。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の6月鉱工業生産が発表されます。

日本225(円)

19,300円付近で安止まり

日本が山の日で株式市場が休場していた11日だったが、シカゴとシンガポールの日経225先物は取引が行なわれていた。その先物は前日のトランプ大統領の発言を受けた円高・株安のため、11日朝にはすでに19,300円付近まで下落。そのまま11日は19,300円台の安値で推移したが、北朝鮮情勢がそれ以上緊迫化しなかったためにそれ以上の下落は見られなかった。

米ドル/円

一時4月以来の安値に

北朝鮮情勢の緊迫化は為替市場にも大きく影響している。10日(日本時間11日未明)のトランプ大統領の発言を受け、米ドル/円は109円台半ばから109円付近まで下落。そして11日になると108円台をつける場面も時おり見られた。この日につけた108円70銭の水準は、6月中旬の安値をブレークして4月以来約4ヶ月ぶりの安値水準。

上昇に一服感

先週は北朝鮮情勢を受けた金の上昇が続いていたものの、11日になるとその上昇にも一服感が出てきた。11日朝には1,280ドル台半ばにあったNY金は、その水準で同日夜まで推移。午後9時半にはアメリカの7月CPIが発表され、予想よりやや弱い数字だった。この発表直後に数ドル分上下したものの、片側への大きな動きにはならず1,280ドル台後半のまま先週を終えた。

豪ドル/円

原油リバウンドから豪ドル高

リスク回避の円買いのため、豪ドル/円も前日には円高・豪ドル安になり11日朝には85円台半ばに。しかし11日日中から夜にかけて、全体的に円高からのリバウンド基調になり豪ドル/円も同様だった。また原油価格が多少反騰したことも、資源国通貨である豪ドルの買い材料になった。結局11日朝から12日にかけて豪ドル高が続き、先週の終値は86円台前半だった。

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