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Jan

今週は木曜が日米休場

user 著者 鳥羽賢

今週は23日木曜に日米が休場する。

経済指標は英独のGDP改定値など

今週は23日木曜に日本が勤労感謝の日で、アメリカは感謝祭の日で祝日となるので、株式・先物市場が休場する。しかし欧州の多くの国は通常通り営業しており、この日は欧州が主な材料となる。今週発表される主な経済指標としては、イギリスやドイツの第3四半期GDP改定値などがあり、また米FOMC他中銀による金融政策会合の議事要旨が複数公表される。

今日の展望

今日は午後11時からECBのドラギ総裁が講演を行ないます。

日本225(円)

前場に上昇後400円以上急落

前日のNY株式市場は米税制改革法案が下院を通過したことから大幅上昇。その流れを受けて日経225平均も252円高の22,603円と高く始まった。そして前場にさらに買いが入り一時は22,700円台まで上昇。しかし10月のような堅調相場にはならず、午前10時頃をピークにその後は下落。前場終了時には前日終値付近まで下がり、後場になって22,300円台をつけて終値は45円高の22,396円。高値から400円以上の急落を見せた日だった。

米ドル/円

米政権不安から約1ヶ月ぶりの111円台

17日朝には113円付近にあった米ドル/円だが、午前中に日本株の急落とともに円高・米ドル安が進行し112円台半ばに。そのまま夜までは112円60銭付近に留まった。夜に発表された米住宅関連指標は良かったものの、夜以降にトランプ政権の税制改革案の見通しが不透明なことや、ロシアとの疑惑への懸念から米ドル売りが進行。18日未明には約1ヶ月ぶりに111円台をつけた。

WTI原油

サウジエネルギー相の発言などで上昇

NY原油は14日頃にIEAによる需要見通しの下方修正を受け、55ドル台まで下落。そのまま17日夕方頃まで55ドル台で推移していた。しかしこの日にサウジアラビアのエネルギー相が減産の延長に積極的な発言をしたため、その後は上昇。18日朝までには56ドル台後半を回復した。この日に発表されたアメリカの石油掘削リグ稼働数は前週と同じ738基だったため、相場にそれほど影響はなかった。

米ドル下落とともに上昇

金は米ドルと反対に動くことが多いが、この日もそのセオリー通りだった。朝方に1,270ドル台後半にあったNY金は、午前中に米ドル安とともに小幅上昇。そして夜になるとトランプ政権への不安などから米ドルが再び下げたため、金価格は急上昇し1,300ドルに近付いた。この水準は約1ヶ月ぶりの金高水準となる。

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