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28
Jan

今週になってやや材料難な相場

user 著者 鳥羽賢

金融市場にとって材料難な日々が続いている。

NYダウは12月以来動き少なめ

最近は金融市場にとって材料があまりない日々が続いている。NY株式市場のダウ工業平均は、1月下旬に2万ドルを突破したとは言え実際には12月中旬から19,700~20,100ドルのレンジであまり動きのない日々が2ヶ月近く続いている。今週にはアメリカの連邦控訴裁判所でトランプ大統領の入国禁止令に関する控訴審の判決が出るため、その判決次第でどう動くかが注目される。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

19,000円回復は一瞬

8日の朝に為替が再び円高に動いたことから、8日前場の日経225平均は軟調な展開。寄り付きは41円高の18,951円だったものの、その後下げて前場終了時点で18,800円台に沈んだ。しかし後場になると為替が円安に動いたため、日経225平均も切り返し終値は96円高の19,007円と19,000円を回復した。しかし夕方以降の先物の時間は再び為替が円高に傾き、19,000円台は一瞬で終わりまた18,000円台に後退。

米ドル/円

9日未明に米長期金利上昇から米ドル高

ここ最近の緩やかな円高・米ドル安トレンドは8日になっても続き、特に夕方から夜にかけて円が上昇。日中の112円台から午後12時までには再び111円台まで円高になった。しかし9日の午前3時頃に、アメリカで行われた10年物国債の入札が低調に終わったために長期金利が上昇。これを受けて米ドルが買われ112円台を回復したが、朝までにまた米ドルは下落した。

WTI原油

ガソリン在庫減で上昇

米エネルギー情報局(EIA)は、8日に週間原油在庫を発表。原油在庫は予想の前週比250万バレル増に対し、発表は1380万バレル増と大幅増だった。しかしその一方、ガソリン在庫は予想の110万バレル増に対し発表は90万バレル減と減少しており、この統計からNY原油 [i] が急騰。8日日中から夜にかけて51ドルで停滞していたものの、発表後52ドル台を回復した。

米ドル/インドルピー

政策金利据え置きもルピーは反応せず

インド中銀が8日に政策金利を発表。市場の中には利下げを予想する声もあったものの、6.25%の据え置きと発表された。この日は朝から米ドル/インドルピーのレートは1米ドル=67.1ルピー程度で推移しており、この発表にもあまり反応せず。ただし緩やかな米ドル安は続いており、9日朝には67.1ルピーを割った。

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