1日の夕方に、ムーディーズが日本国債を格下げした。
格付け会社のムーディーズが、1日に日本の国債をそれまでのAa3からA1へと1段階格下げした。理由は消費税増税延期のために、財政再建が不確実になったということだった。この発表後に多少為替が乱高下したが、すぐに円や日本の株が暴落するという動きにはなっていない。2011年に米国債が格下げされた時は、世界中の株が暴落する事態になった。
今日は午後0時半にオーストラリアが政策金利を発表します。午後10時半からイエレンFRB議長が講演をします。
すでに述べたように、1日に日本の国債が格下げされた。この直後に米ドル/円が乱高下。1日午前中にすでに一度119円をつけていたが、発表直後に再び119円に乗せた。しかしその後は円高に転じ、118円台前半まで下げた。午後11時45分に発表された米11月製造業PMIは予想より悪く、それを受けてさらにドルが売られて117円台もつけたが、すぐに反騰して118円台に戻したまま2日朝を迎えている。
週明け1日の日経225平均は、朝方の寄り付き後に先週のOPEC総会後の原油安などを受けて上昇。17,600円を超えてリーマンショック後の最高値をつけた。その後は伸び悩みやや下げて日中取引を終えた後、ナイト・セッションでは先物が日本国債の格下げをうけて、17,550円から17,450円付近へ値を下げた。ただしそれ以上の株安になる様子はない。
OPEC総会後に暴落したNY市場の原油は、週明けになっても続落。一時63ドル台まで下げた。しかしその後は下げ過ぎ感が台頭し、日本時間の1日夕方頃から急激に反発。2日朝までに5ドル以上上昇して2日朝には一時69ドル台を回復した。ボラティリティが非常に高くなっており、今後上下どちらに向かうかは読みにくい。
30日にスイスの中央銀行の金保有率引き上げを問うために、住民投票が行われた。しかし結果としてこの投票は否決され、週明けに金は売られて1,140ドル付近まで下落。だがその後はドル安や原油など商品市場の反発を受けて金も急反発。わずか1日で70ドル上昇するリバウンドを見せ、1,210ドル付近を回復した。
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