フランス・パリで銃撃事件

筆者 鳥羽賢 |

20日夜にフランスのパリで銃撃事件が起こった。

 

パリ銃撃事件の影響は軽微

20日夜に、フランスのパリで男が突然銃を発砲し3人を死傷させるという事件が発生。犯人はその場にいた警官に射殺された。この事件に対し、IS(イスラム国)が犯行声明を出している。ただテロ事件にしても比較的規模が小さかったこともあり、ユーロのレートや株価には大きな影響は出なかった。しかし23日に控えている大統領選の投票には影響を与えると思われる。

 

 

日経225平均 - 一時上昇も終盤に失速

前日のNY株式市場ではダウ工業平均が100ドル以上下げたが、円高がそれほど進行しなかったこともありこの日の寄り付きは比較的堅調。前日比14円高の18,446円でスタートした後、前場から後場にかけて緩やかに上昇し18,500円を超えた。しかしフランス大統領選への警戒感などもあり、終了間際に失速して終値は2円安の18,430円だった。夕方以降にはNY株式市場が大幅高となったことから、日経225先物が18,500円台まで上昇。

日経225平均15分足チャート

 

小麦 - 米穀倉地帯での降雨予想で一時4%安

アメリカの小麦穀倉地帯で、今後降雨が増えるとの予報がこの日流れた。穀倉地帯での降雨予想から豊作見通しが広がり、シカゴ小麦は20日朝の420セント付近から夜以降に4%ほど急落。21日朝には405セント付近をつけた。同じ穀物銘柄のコーンも小麦と同様の理由で下げ、21日朝までに350セント台半ばに。

wheat15分足チャート

 

EUR/JPY - 仏銃撃事件でもユーロは大きく下げず

すでに述べたように、20日夜にフランスのパリで男が発砲し3人が死傷するという事件が起こった。20日日中から夜にかけて117円台で推移していたユーロ/円 [i] だが、このテロ事件にはそれほど反応しなかった。またフランス大統領選の世論調査で、比較的穏健派のマクロン候補がリードしていることもユーロ買いに安心感を与えている。

EURJPY15分足チャート

 

USD/TRY - トルコ経済指標を好感しリラ買い

トルコが2日の午後4時に4月消費者信頼感指数を発表。予想の65.0に対し、発表は71.3と好調だった。20日朝は1米ドル=3.67付近にあったレートが、この統計を受けて米ドル安・リラ高に動き数時間後には3.63リラ台に。しかし23日のフランス大統領選にはトルコリラも影響を受けると思われ、週末には波乱要因が控えている。

USDTRY15分足チャート

 

今日の展望

今日は夕方前後にユーロ圏と圏内各国の4月製造業・サービス業PMIが発表されます。

 

 

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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。