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24
Jan

パウエル議長の米下院証言は新しい材料なし

user 著者 鳥羽賢

18日にFRBのパウエル議長が米下院で証言を行った。

今回は新しい材料は出なかった

米FRBのパウエル議長が、前日の米上院での証言に続き、18日には米下院の金融サービス委員会で証言を行った。前日は米経済の堅調さと今後の利上げ姿勢を確認した発言を行ったため、発言後に米ドルが急騰。しかし18日の証言は同じように米景気の堅調さを確認した内容で、特に目新しい材料はなく為替市場の反応は限定的だった。

今日の展望

今日は時刻は未定ですが南アフリカの政策金利が発表されます。

日本225(円)

4日続伸で23,000円に近付く

前日のパウエル議長の証言で円が急落し朝までに113円をつけたことや、NY株式市場が続伸したことなどからこの日の国内株式市場は前日に続いて堅調な展開だった。日経225平均の寄り付きは220円高の22,917円と大きく上昇してスタート。さらに開始直後には22,949円になり23,000円に接近した。しかしその後はこれまで数日間の上がり過ぎ感から利益確定売りが増え後場にかけて緩やかに下がり、終値は97円高の22,794円だった。

米ドル/円

113円後下落に転じる

すでに述べたように、前日夜のパウエル議長による米上院証言を受けて米ドルが上昇。18日朝までに113円をつけた。その後は夕方過ぎまで113円付近で推移していたが、夜になって中国がアメリカに対し新たな報復措置を用意しているとの報道が流れ急落。夜9時半に発表された米住宅関連指標は予想を下回ったもののレートはあまり反応せず、この日のパウエル議長による米下院証言にもあまり動かなかった。

ポンド/円

英CPIが低調で急落

ポンド/円は18日朝方から夕方まで148円台前半で横ばい。そして午後5時半に英6月CPIが発表され、予想を0.2ポイント下回る前年同月比+2.4%だった。この統計を受けて発表後2時間で1円ほど下落し147円台前半に。しかしそこで下落も一服し、その後は19日朝まで147円台前半から半ばで推移した。

1年ぶりの安値をまた更新

米金利の先高感が拡大しているため、金価格は下落が続いている。この日は前日夜のFRBパウエル議長の証言で米ドルが上昇したため、朝方に1,220ドル台後半にあった価格が夕方までに1,220ドル台前半に下落。昨年7月以来の安値をまた更新した。しかし夜には中国がアメリカに対し報復措置を取る用意があると発言したために米ドルが下落し、金も下がり過ぎ感から買い戻しが入った。

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