16日夜にパウエル議長に関する報道が流れた。
16日真夜中頃に、「トランプ大統領がもうすぐFRBのパウエル議長を解任する」との報道が流れた。この報道を受けてNY株式市場や米ドルが急落するなど市場は一時混乱。しかしトランプ大統領はすぐに「解任の可能性は低い」と発言して報道を否定したことで混乱は収まった。ダウ工業平均は序盤は小幅プラス圏で推移した後、解任報道が出ると数百ドル急落。だがトランプ大統領が否定したことで反発し、終値は231ドル高の44,254ドルだった。
今日の展望
今日は午後9時半にアメリカの6月小売売上高が発表されます。同じ時刻にアメリカの7月フィラデルフィア連銀製造業景況指数が発表されます。
発表された米インフレ指標が予想を上回りFRBの早期利下げ観測が後退したことから前日のNYダウは436ドル安で終了。しかし為替が円安に動いたことで日経225先物は大きく下がらず。16日の東京株式市場では日経225平均が56円高の39,734円で寄り付いた後、前場は大きく動かなかったが後場になると一時39,900円台まで上昇。しかし40,000円を回復することはできず、その後反落して終値は15円安の39,663円だった。
前日夜発表の米6月CPIが予想を上回ったことで、FRBの早期利下げ観測が後退して円安・米ドル高が進行。16日日中はそのまま1ドル=149円の円安水準で横ばいが続いた。そして午後12時頃に「トランプ大統領がパウエル議長を早期に解任」との報道が流れると、2円ほど円高になり一時146円台に。だがトランプ大統領がすぐに否定したことで急反発し、その後は17日朝方まで147円台後半に留まった。
米議会がステーブルコインの規制法案をまもなく可決するとの観測が、今週になってイーサリアムの買い材料となり15日夜以降イーサリアムが高騰。16日日中は46万円台で推移していたレートだが、夜以降に上昇して17日未明には2月初頭以来約半年ぶりに50万円を突破した。16日朝方からの上昇率は5%を超え、15日夕方からの上昇率は10%超となった。(注:チャートは米ドル表記です)
中国での半導体販売に再開見通しが立ってきたことが買い材料となり、エヌビディアは15日大幅高となり170.70ドルで終了。時価総額は4兆1600億ドルまで伸びた。そして16日のNY株式市場序盤は小幅プラスで推移した後、「トランプ大統領が早期にパウエル議長解任」の報道を受け168ドル台まで下落。しかし否定されたことで切り返し、この日の終値は0.4%高の171.37ドル。時価総額は4兆1800億ドルとなった。
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