15日はアメリカでトランプ大統領の減税政策への期待が高まった。
15日にトランプ米大統領が小売業界の幹部と会合を開き、その場で「国民と企業の税率を引き下げる」と以前から述べていた減税政策への決意を改めて表明する発言。この発言を受け市場には減税期待が高まり、NY株式市場では主要3指数が揃って史上最高値を更新した。またFRBのイエレン議長はこの日に米下院の金融サービス委員会で証言をしたが、利上げについては特に目立った発言はなかった。
今日は午後9時半にECB理事会の議事要旨が公表されます。
前日にイエレン議長が上院での証言で早期利上げに積極的な発言を行ったことから、為替市場では米ドル/円が114円台まで円安・米ドル高になっていた。円安やNY株の上昇などから15日の国内株式市場は朝から堅調な流れで、日経225平均の寄り付きは200円高の19,438円。その後さらなる上昇は見られなかったものの、19,400円台で推移し終値は182円高の19,420円だった。
すでに述べたように、イエレン議長の利上げに積極的な発言から日本時間の15日未明には米ドル/円は114円台まで上昇。その後は特に材料もなく、114円台前半で15日夜まで推移していた。しかし午後10時半に発表された米1月CPIが予想より良かったために、発表直後に115円台近くに到達。ただその後発表された1月鉱工業生産などは予想を下回ったために、結局114円台前半に後退する乱高下だった。
米エネルギー情報局(EIA)が、この日に週間原油在庫を発表。予想の前週比350万バレル増に対し、発表は950万バレル増と予想外の大幅上昇だった。日中は52ドル台に留まっていたNY原油は一時米ドル安などを材料にして53ドル台まで上昇したものの、原油在庫増などを手掛かりに結局52ドル台まで反落し全体として見ると横ばいだった。
先月末に発表されたAppleの10~12月期決算は、4四半期ぶりの増収に復帰することができた。そのため今月になってApple株は急上昇が続いている。そして今週になると135ドルを超え、2015年3月につけた134ドル台の史上最高値を約2年ぶりに更新。15日の終値は前日比0.4%高の135.51ドルだった。
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