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28
Jan

トランプ大統領がFBI長官を解任

user 著者 鳥羽賢

9日にトランプ大統領がFBIの長官を解任した。

解任の理由は明かされず

9日にアメリカのトランプ大統領が、FBIのコミー長官を突然解任した。解任の理由は明らかにされていないが、FBIがトランプ大統領の選挙期間中のロシアとのつながりを捜査していた最中だけに、多くの疑いの目が向けられている。この解任劇によってアメリカが揺れており、NY株式市場ではダウ工業平均がやや下落した。

今日の展望

11日の午前6時にニュージーランドが政策金利を発表します。

日本225(円)

20,000円突破はならず後退

週末に行われたフランス大統領選でマクロン候補が勝利したことから、ユーロ懸念が後退し8日には国内株が暴騰。しかし9日になるとその勢いはやや衰えた。前日比20円高の19,915円で寄り付いた日経225平均は、場中になると前日の上昇からの反動で利益確定売りが広がり下落。終値は52円安の19,843円だった。夕方以降の先物の時間は円安が進行したことから、日経225先物が一時的にではあるが20,000円を突破した。

米ドル/円

FRBの地区連銀総裁の発言から114円台

米ドル/円もフランス大統領選以来リスク選好の円安・米ドル高が進んでおり、9日は朝から113円台で推移。そしてこの日になってFRBカンザスシティー連銀のジョージ総裁が「利上げを停止する理由はない」と今後の利上げに前向きな発言。この発言を受けて米ドルがさらに上昇し、一時約2ヶ月ぶりの114円台をつけた。しかしその後はFBI長官の解任などから不透明感が広がり、113円台に後退した。

WTI原油

減産延長見通しが不透明で下げる

前日に発表された中国の貿易統計では、原油の輸入量が減少していた。また米国産シェールオイルの増産などのために石油需要の減退傾向が残っており、それが9日になっても原油価格を圧迫。NY原油は朝方の46ドル台から夜になって一時45ドル台に下落したが、10日朝にかけてややリバウンドした。

米ドル/トルコリラ

アメリカがクルド人組織に武器を供給へ

アメリカが9日になって、トルコ国内にあるクルド人組織に武器を供給するという報道が流れた。アメリカはクルド人組織にIS(イスラム国)と戦う手段を与えたとはいえ、トルコ政府はクルド人組織がトルコ政府への反抗に使う可能性を懸念して反対してきた。この報道を受けて米土関係が悪化するとの懸念が広がり、トルコリラは朝方の1米ドル=3.58リラ台から10日には3.62リラまで上昇(リラ下落)した。

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