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28
Jan

トランプ大統領が減税示唆の発言

user 著者 鳥羽賢

9日になってトランプ米大統領が減税を示唆する発言をした。

トランプ発言で円安・株高も法廷では敗訴

アメリカのトランプ大統領が、9日になって「数週間以内に税制について重要な発表を行う」と発言。これが減税の発表を示唆している発言と受け止められ、その後市場では円安・株高が進行した。ただし入国禁止令を巡って争っていた裁判では、連邦控訴裁が日本時間の10日朝になって地裁の入国禁止差し止めを支持する判決を出し、トランプ大統領側は敗訴した。

今日の展望

今日は午後10時半にカナダの1月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

場中に低迷後先物急騰

ここ最近は為替が円高に動いていたこともあり、9日の国内株式市場はさえない展開。日経225平均の寄り付きは前日比65円安の18,942円で、その後は19,000円に近付く場面がありつつも超えられず。終値は100円安の18,907円だった。しかし夜になってトランプ大統領が減税示唆発言をすると、円安の進行とともに日経225先物も急騰し10日朝までには19,100円台をつけた。

米ドル/円

トランプ発言で1円円安に

9日朝には111円台後半にあった米ドル/円は、日中から夜にかけて緩やかに円安になり夜には112円台前半に。そして夜になってトランプ大統領の減税示唆発言が伝わると、円が急落し短時間のうちに113円台前半に。その後10日朝には円安がさらに進行して113円台半ばに突入しつつある。

米ドルとは反対にトランプ発言で急落

最近の米ドル安トレンドにともなって金は上昇が続いており、9日朝のNY金は1,240ドル付近で推移。それから夜まであまり動きのない状態が続いた。トランプ大統領の減税示唆発言が伝わると、米ドルの上昇とともに金は急落。10日朝までには1,230ドルを割って1,220ドル台をつけた。最近はアメリカや世界経済の将来への不透明さから金が買われているものの、9~10日はその反動がきた形になった。

NZドル/円

金利据え置きも中銀が通貨下落の必要性指摘

ニュージーランド中銀が、9日午前5時に政策金利を発表。予想通り1.75%の据え置きだった。しかし同時に発表した声明では、「為替レートの下落が必要」という文言があり、NZドルの下落の必要性を指摘。この声明を受けてNZドルは売られ、発表前に81円80銭だったNZドル/円は直後に81円30銭まで下落。その後正午頃にかけて80円80銭までさらに下がった。

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