19日にNYダウが35,000ドルを回復した。
6月の雇用統計やCPI・PPIが予想を下回ったことで米利上げの早期停止見通しが高まり、先週から今週にかけNY株式市場は堅調な動きが続いている。19日もダウ工業平均は序盤から200ドル以上上昇し、昨年4月以来となる35,000ドルを回復。その後もほぼ終日35,000ドル台で推移して終値は109ドル高の35,061ドルと先週から数えて8営業日連続高となった。
今日の展望
今日は午後8時にトルコの政策金利が発表されます。時刻は未定ですが南アフリカの政策金利が発表されます。
前日のNYダウが366ドルの大幅高で終了したことで、この日の東京株式市場では日経225平均は319円高の32,812円で寄り付いた。場中にも大きく崩れずに32,700円台から800円台で推移、引け間際に急騰して終値は403円高の32,896円だった。引け後もしばらく買いが続き33,000円を回復。それから数時間は33,000円付近に留まっていたものの、夜から20日未明にかけて下がり20日午前中には32,500円台まで後退してきた。
18日夜頃にG20会合に出席している植田日銀総裁が「持続的な2%のインフレ達成にはまだ距離がある」と発言したことで、緩和の早期修正期待が後退してその後は円安・米ドル高が続いている。19日朝方に139円付近にあった米ドル/円は、日中は円安が継続して夜には一瞬だが140円をつけた。しかしその後発表された米住宅指標が予想を下回ったことなどから、それ以上円安にならず20日未明は主に139円台後半で推移した。
今週になってロシアがウクライナ穀物輸出合意からの離脱を発表したことで、その後小麦価格は上昇。19日朝方に1ブッシェル=6.7ドルだったシカゴ小麦は日中上昇して夜には7ドルに接近した。そしてロシアが「今後ウクライナに出入りする船舶は全て武器を輸送すると見なす」と述べてウクライナの港に攻撃をしたことで、深夜から20日未明にかけて急騰。20日午前中には7.4ドルをつけている。
先週金曜未明に2020年以来続いてきた裁判でリップル社一部勝訴の判決が出てリップルは大暴騰。今週になっても勢いは止まらず堅調な動きが続いている。19日朝方には109円だったレートは、日中から夜にかけて買いが続き一貫して上昇。20日午前4時頃には118円をつけ、2021年秋以来約2年ぶりの高値になるとともに判決後の最高値を更新した。(注:チャートは米ドル表記です)
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