オランダ総選挙とFOMC発表

筆者 鳥羽賢 |

今日から16日朝にかけてオランダ総選挙とFOMC発表がある。

 

FOMC発表前のオランダ総選挙は不確定要因

14日から2日間の日程で米FOMCが行われており、日本時間の16日午前3時に政策金利が発表される。今回のFOMCでは利上げがほぼ確実な状況と見られている。しかしそれに先だって、オランダでは15日に総選挙が行われる。この総選挙では極右と言われる自由党がどこまで議席を伸ばすかが注目されており、FOMCにとっても不確定要因となる。

 

 

日経225平均 - 東京もFOMC前で動けず

NY株式市場だけではなく、東京でもFOMC発表前の様子見ムードが続いている。13~14日の為替市場ではあまり動きがなかったこともあり、日経225平均は1円高の19,634円で寄り付き。その後もあまり動きがないまま小幅下落し、終値は24円安の19,609円だった。夕方以降の先物の時間になると、為替市場で円高が進行したことから日経225平均が100円ほど下落した。

日経225平均15分足チャート

 

USD/JPY - 債務上限問題など警戒し円高

アメリカでは連邦政府の債務上限が撤廃されていたものの、その措置が3月15日で期限を迎える。その後はまた新たな措置を立案し議会を通過させる必要があるが、民主・共和両党が揉める可能性がある。このリスクを警戒し、14日午後には一時115円台まで上昇していた米ドル/円はその後下落。15日未明には一時114円台半ばまで円高になった。

USDJPY15分足チャート

 

金 - 利上げ観測から再び1,200ドル割れ

FOMCの利上げ観測が高まる中、金利を生まない資産である金の相対的価値は下がっている。そのため14日から15日にかけてNY金は売られ、再び1,200ドルを割った。この日は14日夕方から15日未明にかけて米ドルが下落していたとは言え、米ドルと反対に動くことが多い金も同時に下落した日となった。

gold15分足チャート

 

EUR/JPY - オランダ総選挙前のリスク回避でユーロ売り

すでに述べたように、15日にはオランダの総選挙が行われる。この結果次第ではオランダでもイギリスのようにEU離脱を問う国民投票が実施されることになり、ユーロ圏はそれを非常に警戒している。14日日中は122円台半ばにあったユーロ/円 [i] だが、オランダ総選挙への警戒から夕方以降はユーロ売りが優勢。15日朝までには121円台半ばまでユーロ安になった。

EURJPY15分足チャート

 

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの2月CPIが発表されます。16日午前3時にアメリカが政策金利を発表します。

 

 

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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。