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Dec

オバマケア代替法案の採決が延期

user 著者 鳥羽賢

23日に米下院でオバマケア代替法案の採決が延期された。

法案採決延期は今後の経済政策運営能力に懸念

米オバマ政権時代に制定された健康保険制度・オバマケアを廃止し、替わりとなる制度を制定するための法案が、23日に米下院で採決される予定だった。しかし共和党内でも反対者が多く、可決が見通せないことから23日の採決は延期とされた。この法案が通せないと、今後の経済政策に対するトランプ大統領の運営能力に懸念が浮上してくる。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの2月耐久財受注が発表されます。

日本225(円)

一時19,000円割れも下げ渋る

前日は414円安と米大統領選以来最大の下げとなった日経225平均だが、23日になると前日のNY株式市場が下げ止まったことから連日の暴落は見られず。前日比7円高の19,048円で寄り付いた後、前場には約1ヶ月ぶりに19,000円を割って18,000円台をつけた。しかしその後は下げ渋り、後場になって19,000円台を回復。終値は44円高の19,085円だった。

米ドル/円

前日に続いて110円台

トランプ政権の経済政策の成立が見通せなくなってきたことから、最近は円高・米ドル安の動きが続いている。23日も午前中に111円台半ばまでリバウンドした後、また円高が続き夕方以降は前日に続いて110円台まで下落。午後9時半に発表された新規失業保険申請件数の数字が悪かったので、それがさらに米ドル売りを後押しした。だがその後発表された2月新築住宅販売件数の数字が良かったことなどから、24日朝にかけて111円台に反騰。

WTI原油

米原油在庫増などを材料に下げ

前日に米エネルギー情報局(EIA)が発表した原油在庫は、予想の前週比280万バレル増に対し発表は500万バレル増と予想を上回る増加だった。この統計などから原油は売られやすい地合が続いており、また6月で期限が切れる産油国の原油減産のその後に対する不透明さも、原油売りにつながっている。結局23日は日中の48ドル台から、夜になって再び47ドル台に下落した。

米ドル/トルコリラ

EUとの関係悪化でもリラ下落は見られず

3月になってドイツやオランダが国内でのトルコ系住民の集会を禁止したりしたことなどを背景に、トルコとEU諸国との関係悪化が続いている。ただトルコリラのレートにそれほど暴落は見られず、1米ドル=3.6~3.7リラ付近のレンジに留まっている。23日もリラは対米ドルで3.6リラから3.63まで下がったが、懸念するほど大きな下落とは言えない。

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