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Nov

エヌビディアなど大型株が下落

user 著者 鳥羽賢

4日のNY株式市場ではエヌビディアなどが下落した。

NASDAQ総合指数は2%安

NY株式市場はここ2~3年エヌビディアなどAI銘柄にけん引されて急激な上昇が続いてきたものの、4日になると最近時価総額5兆ドルを突破したエヌビディアに高値警戒感から売りが多く出て4%下落。他のAI関連銘柄もこの日はマイナス引けが多かった。エヌビディアなどの下げを受けてNASDAQ総合指数は2%安の23,348.64で終了。一方ダウ工業平均は251ドル安の47,085ドルで終了し、下落率は0.5%でNASDAQより小さかった。

今日の展望

今日は午後5時半にスウェーデンの政策金利が発表されます。午後10時15分にアメリカの10月ADP雇用統計が発表されます。

日本225(円)

先週の反動で1,000円近く安

高市政権の政策への期待や米中が貿易問題で合意したことなどを受け、先週の東証は日経225平均が3,112円高の歴史的な相場で終了。しかし3連休が明けた4日には先週の勢いは持続できなかった。この日は118円安の52,294円で寄り付き、前場は一旦52,600円台まで上昇して場中の最高値を更新。しかしそこを天井にその後は大きく崩れ、前場の残り時間から後場にかけて1,000円以上暴落して終値は914円安の51,497円だった。

米ドル/円

片山財務相が円安けん制発言

3日は日本が文化の日で祝日あったこともあり、この日の米ドル/円は大きく動かず終日1ドル=154円付近で推移。4日午前にはさらに円安になり154円50銭に接近したものの、午前中に片山財務相が円安をけん制する発言を行ったことで午後にかけて1円ほど円高に動いた。その後は夕方から夜、そして5日未明にかけて大きな動きはなく、153円台半ばに留まった。

豪ドル/円

豪中銀は政策金利を据え置く

豪中銀が4日午後12時半に政策金利を発表し、予想通り3.6%のまま据え置きだった。また同時に発表された声明では「最近インフレが加速している」とインフレ警戒の文言があった。朝方には1豪ドル=100円80銭だった豪ドル/円は、午前中の片山財務相の円安けん制発言でその後円高・豪ドル安が進行。政策金利発表と声明の内容は織り込み済で相場に影響はなく、午後から夕方にかけて引き続き円高が進行して5日未明には99円台後半で落ち着いた。

エヌビディア

下落し200ドルを割る

先月に世界で初めて時価総額5兆ドル企業となったエヌビディアはAI銘柄の代表的存在としてAIへの期待から買われてきた。しかしここ最近の上がり過ぎ感や、AIの過剰な期待への警戒感などから4日になると下落。前日の終値は206.88ドルだった同社の株は4日は序盤からマイナス圏で推移し、中盤から終盤にかけて緩やかな下げが続き200ドルを割って4%安の198.69ドルで終了。時価総額も5兆ドルを割った。

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