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28
Jan

イエレン議長は12月の利上げを示唆

user 著者 鳥羽賢

22日午前8時に米FRBのイエレン議長が講演を行なった。

雇用や物価が堅調なことを確認

日本時間の22日午前8時に、米FRBのイエレン議長が講演を行なった。その中で議長は、現在の雇用や物価情勢がFRBの目標水準にかなり近づいていると発言。この発言で米景気が順調に回復していることが示されたために、12月の利上げが改めて確認されたと市場は受け止めた。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの10月耐久財受注が発表されます。

日本225(円)

円安などから大幅高

前日の夜から21日未明にかけて為替が円安に振れたことなどから、この日の国内株式市場は堅調。日経225平均は195円高の22,456円から始まり、その後は22,500円台まで上昇。しかし後場になると利益確定売りなどが入りやや上げ幅を縮小し、終値は155円高の22,416円だった。夕方以降の先物の時間は欧米の株高から日経225先物も22,500円台まで再び上昇した。

米ドル/円

米長期金利低下で下げ

米ドル/円 は21日にはあまり動きが見られなかった。朝方に112円60銭付近にあったレートは、そのまま夜までその付近で推移。そして午後10時過ぎになると、米長期金利が低下したことからレートが30~40銭下落。しかし午後12時に発表された米10月中古住宅販売件数は良好だったため、発表後はやや切り返した。

WTI原油

サウスダコタ州で原油漏出事故

今月30日に行なわれるOPEC総会で減産が延長されるとの期待から、原油は堅調な相場が続いている。また16日には米サウスダコタ州でパイプラインから原油が漏出する事故があり、関係各社は今でも対応に追われている。この事故も原油にとって買い材料となっているため、NY原油は21日朝の56ドル台前半から22日朝には57ドル近くに上昇した。

米ドル/トルコリラ

デノミ以来の最安値更新

欧米の関係悪化を材料に、トルコリラの下落が続いている。21日朝には1米ドル=3.92リラにあった米ドル/トルコリラは、午後になって急騰(リラ急落)し、3.97リラ台に。これは2005年のデノミ以来のリラ最安値となる。またトルコリラ/円も同様に下落し、デノミ以来の最安値・28円30銭をつけた。ただ夜以降は22日朝までにレートは比較的安定していた。

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