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28
Jan

イエレン議長が年数回の利上げを示唆

user 著者 鳥羽賢

19日未明にFRBのイエレン議長が講演をした。

利上げ示唆によって講演後米ドル急騰

FRBのイエレン議長が、日本時間の19日午前5時からサンフランシスコで講演を行った。その中で議長は、「緩やかな利上げは理にかなう」と述べて今後利上げを続ける姿勢を示した。また今後の利上げペースについては「2019年までは年数回程度」と述べていた。年数回の利上げは比較的速いペースになるため、この講演を受けて米ドルが急騰した。

今日の展望

今日は午後9時45分にユーロ圏の政策金利が発表されます。

日本225(円)

一時18,600円台まで下落

前日朝から1日間米ドル安傾向が続いたことから、18日の国内株式市場は軟調な展開。日経225平均は60円安の18,753円で寄り付いた後、前場には一時18,600円台まで下落した。しかし後場になるとリバウンドが進み、前日終値のラインも超えて上昇。終値は81円高の18,894円だった。夕方以降の先物の時間になると、19日未明まで18,800円台で推移した後イエレン議長の講演を受けて急騰。

米ドル/円

イエレン議長の講演後114円台回復

トランプ新大統領が前日に「米ドルが強すぎる」との発言をしたことから、18日朝には112円台まで円高になっていた。その後日中から夜にかけて緩やかな円安・米ドル高が続き、19日のイエレン議長の講演前には113円台半ばに。そしてイエレン議長が今後年数回ペースでの利上げを示唆すると、米ドル/円は1円程度急騰し114円台を回復した。

米ドル高に伴い下げる

米ドルと反対に動くことが多い金だが、この日もそのセオリー通りに動いた。最近の米ドル安に伴って上昇し1,200ドルを回復していたNY金 [i] は、18日朝から夜にかけて1,215ドル付近で推移。しかし19日になった頃から少しずつ下落していた。そしてイエレン議長の講演が行われると、米ドルの急騰とともに一気に売られ19日朝には1,200ドルを割りそうな地点まで到達。

カナダドル/円

カナダ中銀は政策金利を据え置く

18日の午後12時に、カナダ中銀が政策金利を発表。予想通りの0.5%据え置きだった。ただインフレ見通しが引き上げられたため、発表直後にカナダドル/円が86円台半ばから数十銭上昇。しかしその後、アメリアのロス新商務長官が「NAFTAの再交渉を優先課題とする」と発言。この発言を受けてカナダドルが売られ、1円ほど下落して一時85円台半ばをつけたが、その後はリバウンドした。

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