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28
Jan

アメリカの保護主義への警戒が広がる

user 著者 鳥羽賢

23日になって米トランプ政権の保護主義への警戒が広がった。

発足時から保護主義を明言

先週金曜に発足した米トランプ政権が、今週になって本格的に始動した。トランプ大統領は就任演説時から「アメリカ・ファースト」を繰り返しており、経済政策でも保護主義的な色を全く隠さずにいる。そのために23日になって市場にトランプ政権の保護主義への警戒感が広がり、米ドル安と株安が進行した。

今日の展望

今日は時間は未定ですが南アフリカの政策金利が発表されます。

日本225(円)

軟調で18,000円台で推移

トランプ大統領の就任演説以来円高が進行し、週明けの米ドル/円は114円台前半からスタート。その影響から日経225平均も安く始まり、寄り値は199円安の18,938円と19,000円を割り込んだ。その後も18,000円台を中心に推移し、後場に一時的に19,000円を回復したものの、引け間際に急落して終値は246円安の18,891円だった。その後夜になると為替が112円台まで下落したことから、日経225先物も18,700円台に下落。

米ドル/円

トランプ大統領の発言によるドル買いは一瞬

すでに述べたように、トランプ大統領の就任以来円高・米ドル安が続いており、23日は終日米ドル売りの流れだった。朝方114円台前半から始まった米ドル/円は、夜には113円台後半に。その後日本時間の午後11時頃にはトランプ大統領がビジネスリーダー達と朝食を共にし、その場で減税など政策について発言。この発言で数十銭だけドルが上昇したが、ドル買いは一瞬だけでその後また米ドル安に転じた。

天然ガス

気温低下予想で上昇

今後数週間の気温が低下するとの予報がアメリカで流れたため、23日の天然ガスは堅調だった。先週20日には反対に気温が上昇するとの予報が流れたため、暖房需要の低下見通しから100万BTU=330セント台から310セント台まで下落。それが23日になると320セント台まで上昇した。天然ガスは気温の予報に左右される相場が続いている。

ユーロ/米ドル

1ヶ月半ぶりの水準までリバウンド

昨年終盤は下げが続き、1.03台まで下落してユーロ発足直後以来、十数年ぶりの安値まで落ち込んでいた。しかし年が明けてから、「トランプ相場」の米ドル買いからの反動が出てきていることなどからユーロ/米ドルはリバウンドが続いている。23日になってもユーロ高・米ドル安になったため1.075まで上昇し、12月上旬以来1ヶ月半ぶりの高値となった。

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