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28
Jan

アメリカでトランプ新政権がスタート

user 著者 鳥羽賢

20日にアメリカでトランプ大統領が正式に就任した。

トランプ大統領就任後為替は円高に

現地時間の20日、日本時間の21日未明に、アメリカのトランプ大統領が正式に就任。これからアメリカは新時代を迎える。トランプ大統領は公約通り就任するとすぐに「TPPからは離脱する」と宣言したり、オバマ政権時代に制定が進んでいた新しい医療保険制度「オバマケア」の廃止に向けて動いたりしている。

今日の展望

今日は午後8時半からECBのドラギ総裁が講演をします。

日本225(円)

日中上昇も就任式以降先物が下げる

トランプ大統領就任の直前となった20日の国内株式市場は、様子見ムードを残しつつも小幅上昇。寄り付きが13円安の19,059円だった日経225平均は、その後多少上下しつつ後場には買いが優勢となり終値は65円高の19,137円だった。日付が変わってトランプ大統領の就任式が行われると米ドルが下落したことから、日経225先物は19,100円付近まで下落。

米ドル/円

トランプ大統領の演説以降米ドル安

大統領就任式以外に米ドルにとっての材料が乏しい中、20日日中から夜にかけて米ドル/円は115円前後で推移。夕方過ぎには一時115円40銭付近まで上昇した。そして21日午前1時半から就任式、午前2時からトランプ大統領の就任演説が行われた。就任演説が始まると保護主義的な色が強いトランプ大統領の政策を嫌気し、米ドル売りが進行。先週の終了までに114円20銭をつけた。

WTI原油

サウジエネルギー相の発言で上昇

1月から産油国が減産を実施することになっているが、その実施状況について先週サウジアラビアのエネルギー相が「産油量はすでに150万バレル減」と発言。この発言を受けてNY原油 [i] は一時53ドル台まで上昇した。ただこの日発表されたアメリカ国内の石油掘削リグ稼働数は、前週比29基も増加して551基だったため、発表後原油価格は頭打ちとなった。

米ドル/オフショア人民元

中国の第4四半期GDPは6.8%増

中国政府が20日朝に2016年第4四半期のGDPを発表。予想の前年同期比6.7%増に対し、発表は6.8%増と上回った。また同時に発表された12月鉱工業生産や小売売上高もまずまずだった。この統計に対しては人民元レートはそれほど動かず、20日夜まで1米ドル=6.83~6.85元で推移。その後トランプ大統領の就任式が行われると、6.82元台まで元高になった。

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