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Dec

アメリカがアフガニスタンに空爆を実施

user 著者 鳥羽賢

13日に米軍がアフガニスタンに空爆を行った。

空爆によるリスク回避でNY株式市場が下落

アメリカが13日に、アフガニスタンにあるIS(イスラム国)の拠点に対して空爆を実施した。この空爆を受けて市場ではリスク回避の流れが広まり、13日のNY株式市場ではダウ工業平均が100ドル以上の下落で終了。すでにシリアや北朝鮮でも地政学的リスクが高まっているが、それにアフガニスタンにおける緊張感も加わったことになる。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの3月CPIが発表されます。

日本225(円)

リスク回避で再安値大幅更新

地政学的リスクなどを受けたリスク回避の流れは13日になっても止まらず、国内株式市場は大幅続落した。日経225平均は161円安の18,391円で寄り付き、その後も売りが先行し一時18,300円近くまで下落。今年の最安値を大幅に更新した。ただ終了間際に多少買いが入り、終値は126円安の18,426円だった。夕方以降の先物の時間は、NY株式市場の下げにそれほど連動せずに18,300円台で14日朝まで推移。

米ドル/円

米ドルは比較的平静

トランプ米大統領が「ドルが強すぎる」と発言したことから、13日朝に米ドル/円は11月以来の108円台をつけていた。その後は109円を挟んだ動きで推移しつつ、夜以降に米軍がアフガン空爆のニュースが流れた。しかしこの動きにも米ドルは比較的動じず、109円台前半のまま14日朝を迎えた。

ユーロ/円

5ヶ月ぶりの115円台

ユーロも米ドルと同様、リスク回避の売りが続いている。そして今週末には16日にトルコで大統領権限拡大のための憲法改正を問う国民投票が実施され、それもユーロにとってのリスクの1つになっている。13日日中は116円台で推移していたユーロ/円 [i] は、夜以降に下落し11月以来5ヶ月ぶりの115円台をつけた。

WTI原油

石油掘削リグ稼働数増により頭打ち

普通は毎週金曜に発表されるアメリカの石油掘削リグ稼働数だが、今週は14日がグッドフライデーで祝日のために13日に発表。前週比11基増の683基と、13週連続の増加となった。地政学的リスクの高まりから原油高になってもおかしくない日だったものの、石油掘削リグ稼働数増が原油相場の頭を抑え、この日は53ドル台付近の動きに終始した。

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