LINE
28
Jan

さえない市場展開の1日

user 著者 鳥羽賢

19日は全体的にさえない市場の1日だった。

原油や株式市場が軟調な1日

19日は重要な経済指標や政策金利の発表はなかったものの、先物市場ではアメリアのガソリン在庫が増加していたことからNY原油が下落。それを受けてNY株式市場も軟調な1日だった。シリアや北朝鮮の地政学的リスクがまだくすぶっていることもあり、市場には上昇するエネルギーが欠けている。

今日の展望

今日は午後9時半にアメリカの新規失業保険申請件数が発表されます。

日本225(円)

18,400円前後で小動き

前日のNY株式市場が下げたことから、19日の国内株式市場では日経225平均が91円安の18,327円でスタート。しかし前場にすぐに上昇し、前日終値付近に。そのまま後場になっても18,400円付近で動きのない展開のまま、終値は13円高の18,432円だった。夕方以降の先物の時間はNY株式市場が下げたこともあり、20日朝までに日経225先物が18,300円台に下落。

WTI原油

米ガソリン在庫増で下げる

米エネルギー情報局(EIA)が、19日に週間原油在庫を発表。予想の前週比150万バレル減に対し、発表は100万バレル減と減少幅が少なかった。また同時に発表されたガソリン在庫は、予想の前週比190万バレル減に対し結果は150万バレル増と増加していた。この統計を受けて先物市場では原油が売られ、NY原油は2ドル急落して一時50ドル台をつけた。

IBM

予想下回る決算を受け5%安

コンピュータハード大手のIBMが、19日の株式市場開始前に1~3月期決算を発表。売上高は181億6000万ドルで、市場予想の184億ドルを下回った。またこの数字は20四半期連続の減収となる。低調な決算を受けてIBM株は序盤から軟調な動き。前日終値は170.05ドルだった同社の株は、序盤に一時160ドルを割るところまで下落。その後多少はリバウンドしたものの、終値は5%安の161.69ドルだった。

米ドル/円

一時109円台を回復

最近軟調な展開が続き108円台を中心に推移していた米ドル/円は、19日になると米長期金利の上昇を背景にして上昇。夜には一時109円台を回復した。しかしその後は原油安などを受けたリスク回避の動きが広がり、NY株式市場の下げとともに米ドルも売られ20日朝までには108円台まで再び下落。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう