今週の22~24日に、アメリカのジャクソンホールという場所で世界各国の金融政策関係者が集まる「ジャクソンホール会議」が開催される。このイベントは各国の金融政策の要人が集まるとあって、会議中の要人たちの発言がかなり注目される。
アメリカではワイオミング州のジャクソンホールという場所で、1978年から毎年1回世界各国の金融政策関係者が集まる「ジャクソンホール会議」が開催されている。ここで集まる金融政策関係者とは、中銀の幹部、政府高官、大学教授、シンクタンクのエコノミストなどになる。
ジャクソンホール会議では毎年テーマが決められており、2019年のテーマは「金融政策の課題」と発表されている。参考までに2018年のテーマは「市場構造の変化とその金融政策への影響」であった。
そして今年のジャクソンホール会議は、今週の22日木曜から24日土曜まで行われる。これまでの通例だと初日は開会式とディナーのみなので、22日はおそらくこれまでと同様になると思われる。そして2日目と3日目は、朝方から午後まで集まった金融政策関係者の講演などが行われる。
今回のジャクソンホール会議で最も注目されているのは、FRBパウエル議長の講演になる。パウエル議長の講演は、現地時間の23日午前8時、日本時間では同日午後11時から予定されている。
パウエル議長の講演で注目されているのは、今後FRBの金融政策について何らかの言及があるかもしれないと予想されているからだ。パウエル議長は日本時間8月1日未明に終わった前回のFOMC後の会見で、「今回の利下げは長期的な利下げサイクルの開始を意味するものではない」と発言した。この発言は今後の追加利下げを否定するものであり、市場では講演後に追加利下げ観測が一気に後退した。
しかし追加利下げ観測が後退したことに加え、8月になってトランプ大統領が対中関税第4弾を発表したことなどが重なり、8月に入って株式市場は下落が続いている。ダウ工業平均は8月16日までに1,000ドル近くも下げた。
この状況では市場の追加利下げ期待は必然的に高まっている。また将来の米政策金利の予想を示すFF金利先物などの数字も、今後の追加利下げ確率が高まっていることを示している。
そして市場の関心事は、パウエル議長が今後の追加利下げを考えているかどうかになる。だからこそ、今週末のジャクソンホール会議におけるパウエル議長の講演が大いに注目されている。繰り返すがその講演は日本時間で23日の午後11時からになる。その発言次第では、米ドルや米株式市場が大きく動いてもおかしくない。
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