今週から本格化する米企業の10~12月期決算

筆者 鳥羽賢 |

今週から米企業の10~12月期決算発表シーズンになる。

 アメリカでは9日に発表されたアルミ大手のアルコアを皮切りに、今週から大手企業の10~12月期決算発表が本格化する。主な企業の発表予定と、市場の予想などを確認してみよう。

 

序盤は金融機関が多い

 

 今週から数週間は、アメリカの大手企業の2016年10~12月期決算発表が相次ぐ。9日にはアルミ大手のアルコアが発表。アルコアは毎回かなり早い時期に決算を発表するので、アルコアの発表が米企業の決算発表シーズンの始まりの合図となる。

 米決算発表シーズンの序盤には大手金融機関の発表が多いが、13日の金曜にはバンク・オブ・アメリカが発表。経常収益は209億ドル(約2兆4200億円)、EPS(1株あたりの利益)は0.38ドルと予想されている。

 その翌週となる17日の火曜に、コンピュータ大手のIBMが発表。売上高は217億ドル(約2兆5200億円)と予想されており、これは前年同期比で1.4%減になる。またEPSの予想は4.9ドルとなっている。

 18日水曜には、こちらも金融大手のシティグループが発表。経常収益は前年同期比7%減の173億ドル(約2兆円)と予想されている。またEPSの予想は1.12ドル。

 そして同じ日に同じく金融のゴールドマン・サックスが発表を予定しており、経常収益は前年同期比5.5%増の77億ドル(約8900億円)、EPSは4.8ドルと予想されている。

 翌週の23日に月曜には、外食大手のマクドナルドが発表。売上高は前年同期比5.4%減の60億ドル(約7000億円)、EPSは1.41ドルと予想されている。マクドナルドは一時の異物混入事件からかなり立ち直ったように見えるが、業績予想を見るとまだ厳しい。

 そして26日頃から、主要IT企業の決算発表が増える。26日金曜にはアルファベット(Google)が発表。売上高は前年同期比17.8%増の251億ドル(約2兆9100億円)、EPSは9.63ドルと予想されている。

 半導体大手のインテルも同じ日に発表し、売上高は前年同期比5.5%増の157億ドル(約1兆8200億円)、EPSは0.74ドルと予想されている。

 ソフトウェアのマイクロソフトも同じ日に決算を発表。売上高は前年同期比2.2%減の251億ドル(約2兆9100億円)、EPSは0.78ドルと予想されている。

 決算発表期間の4週目となる31日火曜には、Appleが決算を発表。売上高は前年同期比2%増の774億ドル(約8兆9800億円)、EPSは3.22ドルと予想されている。

 米企業の決算発表は2月になっても続き、1日の水曜にはFacebookが発表。売上高は前年同期比45%増の85億ドル(約1兆円)、EPSは1.3ドルとかなり好調な数字が予想されている。

 5週目に入った2月7日の火曜には、清涼飲料のコカ・コーラが発表。売上高は前年同期比8%減の92億ドル(約1兆700億円)、EPSは0.37ドルと予想されている。

 翌8日水曜には、短文投稿サイトのTwitterが発表。売上高は前年同期比4.4%増の7億4000万ドル(約860億円)、EPSは0.12ドルと予想されている。

 米企業の10~12月期決算発表はこの後も続くが、とりあえず主な企業のものを並べて見た。決算発表日には当然ながら株価が大きく変動する可能性があるので、注意が必要だ。



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筆者について
鳥羽賢

慶應義塾大学経済学部卒業。輸入業務に従事後、ライターとして2003年より主に経済分野を中心に執筆活動を行う。企業トップへインタビューした上での、ビジネス記事執筆経験多数。ポータルサイト『オールアバウト』では、「世界のニュース・トレンド」テーマなどで、数年間政治・経済ニュース記事を執筆。FXの専門誌『月刊FX攻略.com』でも各通貨ペアの特徴解説など、FX攻略記事を執筆した経験がある。主な著書に、『とにかくわかる! FX超入門者』(すばる舎)などがある。翻訳活動も行い、FX投資教材の翻訳を中心に、金融分野の翻訳実績も多数。自身でも投資を行い、FXのトレードも2006年以来7年以上にわたって継続している。