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28
Jan

OPEC総会で減産で合意

user 著者 鳥羽賢

30日のOPEC総会で産油国が減産で合意した。

減産は日量120万バレル

原油安を食い止めるために生産調整への道を模索していた産油国だが、30日にはウィーンでOPEC総会が開催。日量120万バレルの減産をすることで、参加国が合意した。開催前は減産に懐疑的な見方がやや広がっていたため、この決定はサプライズとなり発表後に市場では米ドル高など目立った動きが見られた。

今日の展望

今日は午後12時にアメリカのISM製造業景況指数が発表されます。

日本225(円)

円安進行で先物暴騰

OPEC総会や米ADP雇用統計への様子見ムードもあり、30日の日中はさえない展開。前日比49円高の18,356円で寄り付いた後、場中にやや下落し終値は1円高の18,308円だった。しかし夕方以降に円安が進行し、夜になると加速して米ドル/円が114円台半ばになったこともあり、日経225先物は高騰。30日朝までには18,600円付近まで上昇した。

WTI原油

OPEC減産で4ドル上昇

すでに述べたように、この日はウィーンでOPEC総会が開催。産油国が減産で合意し、ロシアなど非OPEC国も協力することを約束した。総会で減産の可能性が高まるにつれ、夕方以降NY原油は上昇。またこの日、米エネルギー情報局(EIA)が発表した週間原油在庫は、予想の前週比60万バレル増に対し発表は90万バレル減だった。この材料もあり、原油は日中の45ドル台から49ドル台まで急上昇した。

米ドル/円

約8ヶ月半ぶりの114円台

今週になって円安が一服した感のある米ドル/円は、30日朝に円高に動き一時112円台前半に。しかしその後は日中から夕方にかけてまた円安になり、夜には113円台半ばにまで到達。そしてOPECの発表も終わった1日午前1時頃になると、短時間で50銭以上急騰。3月以来約8ヶ月半ぶりの114円台をつけた。

米ドル高とともに金安が進行

為替市場では米ドル高が進行したため、それに反比例するように30~1日の先物市場では金安が進行。30日朝には1,190ドル台にあったNY金は、その後下落が続き1日未明には1,170ドル台近くに。この値は先週につけた安値をわずかに更新し、2月以来約9ヶ月半ぶりの安値水準となった。同じ貴金属銘柄の銀も16.5ドルまで下落したが、先週の安値は更新していない。

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