LINE
28
Jan

2017年の金融市場がスタートへ

user 著者 鳥羽賢

今日から2017年の金融市場がスタートする。

日本の株式市場は4日からスタート

金融市場にとっての短い年末年始が終わり、ドイツ株式市場などは2日からすでに取引が始まる。ただしさすがにまだ市場参加者は少なく、閑散市場になることが予想される。日本では東証の大発会が4日水曜になっており、2~3日は休場となる。今週は早速アメリカの12月雇用統計が発表され、その数字次第では株・為替が大きく動くかもしれない。

今日の展望

今日は午後6時にユーロ圏の12月製造業PMIが発表されます。

日本225(円)

一時19,000円割れ

日米などの株式市場で28日頃から年末の利益確定相場が続いており、この日も同様だった。前日のNY株式市場の下げを受けて日経225平均は安く寄り付き、148円安の18,997円と19,000円を割ってスタート。その後前場は19,000円付近で小動きだったものの、後場になって上昇し一時プラス圏に。終値は30円安の19,114円だった。この日の動きをもって2016年の全取引が終わり、日経225平均は年間でわずか30円の上昇で終了。

ユーロ/円

朝方に突然乱高下

30日の朝方にユーロが突然乱高下するという事件が起こった。朝9時前に、それまでは122円30銭前後にあったユーロ/円が、突然1円50銭も急騰。そしてその直後に1円以上下げてまた122円台に戻った。この時間に特に要人発言など突発的な材料が出た記録はなく、この乱高下の正確な原因は今もわかっていない。30日はこの乱高下の後、123円台前半を中心に推移した。

WTI原油

石油掘削リグ稼働数増などから小幅安

アメリカの民間調査会社が、30日に週間石油掘削リグ稼働数を発表。今回は前週比2基増の525基で、9週連続増となった。この統計を受けて30日のNY原油は小幅下落し一時53ドル台前半に。しかし2015年の終値は37ドル台で、そこから2016年の1年間で45%近くも上昇。2016年は3年ぶりに原油が年足上昇となった年だった。

米ドル/オフショア人民元

節目の1米ドル=7元に

2016年は下落が続いていた人民元は、30日も下げて一時29日に続いて1米ドル=7元の節目にまた近付いた。その後は6.95~6.96元までやや元高になって2016年の取引を終了。ただ2017年中には1米ドル=7元まで元安になる可能性があり、7元を超えると2007年前後以来約10年ぶりの元安水準となる。中国経済の減速と資本流出が為替にも如実に反映されている。

この書類に含まれる素材はiFOREXではなく、独立した第3機関により作成されたもので、いかなる場合においても、直接的・間接的、明示的・暗示的にかかわらず、投資に対する助言や、金融商品に関する投資戦略の推奨、提案として解釈すべきものではありません。この書類に含まれる過去の実績や、それに基づくシミュレーションは将来の成果を保障するものではありません。
すべての免責事項はこちらをクリックしてご確認ください。

世界の取引チャンスを活かしましょう