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28
Jan

2016年最後の取引日

user 著者 鳥羽賢

30日が世界各国の金融市場にとって2016年最後の取引日となる。

明日が土曜のために今日が最後

12月30日が、世界各国の金融市場にとって2016年最後の取引日となる。例年なら東証は30日が大納会だが、アメリカなど多くの国では31日まで取引が行われる。しかし今年は31日が土曜のため取引がなく、今日が世界各国で2016年最後の金融市場開催日となる。なお来年は早い国では1月2日の月曜から取引が行われる。

今日の展望

今日は午後11時45分にアメリカの12月シカゴ購買部協会景況指数が発表されます。

日本225(円)

トランプ相場開始以来最大の下げ

前日のNY株式市場で利益確定売りが広がり、また為替も29日朝には116円台まで円高になったことを受け、29日の国内株式市場は全面安の展開。100円安の19,301円で寄り付いた日経225平均は、前場から後場にかけて一貫して下げ午後1時過ぎには300円を超えるマイナスに。その後多少切り返したものの、終値は256円安の19,145円だった。夕方以降の先物も軟調な展開が続き、日経225先物が一時19,000円を割った。

米ドル/円

円高進行で116円台前半

29日未明から始まった円高・米ドル安の動きが、日中以降になっても継続。朝方には116円台後半にあった米ドル/円だが、午前中に円高が進行し午後には116円台半ばに。その後は大きな円高の動きは見られず、30日朝まで116円台半ばを中心に推移した。なお30日朝になるとまた一段の円買い・米ドル売りが見られる。

米ドル売りとともに金買い

為替市場で米ドル安の動きが続いたため、米ドルと反対に動くことの多い金は29日になると堅調。29日朝は1,140ドル付近にあったNY金は、29日の日中から夜にかけて一貫して上昇。また30日の午前1時過ぎには短時間で10ドル近くの上げが見られた。結局30日朝には1,160ドルになり1日で20ドル高となった。これは日経225平均などとは反対に、トランプ相場開始以来最大の上げ。

ユーロ/円

30日朝に乱高下

円に対して下落が続いた米ドルとは違い、ユーロ/円 は29日から30日朝にかけてあまり動きのない1日となった。24時間ほぼ122円前後で小動きのまま推移。しかし30日朝の午前9時前に、突然1円以上暴騰し123円台後半をつけ、その後また1円近く下げるという乱高下を見せた。この乱高下について詳細は明らかになっていないが、誤発注があった可能性もある。

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