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28
Jan

15日も米ドルの上昇が継続

user 著者 鳥羽賢

FOMC利上げ後の15日も米ドルの上昇が続いた。

今後の利上げペース加速見通しを背景に米ドル高

15日未明に終了したFOMCから0.25%の利上げが発表された。そして来年の利上げペースも予想より速まる見通しが広がったため、発表後の15日には米ドル高が進行。またNY株式市場は発表直後こそ下落したものの、15日になると反騰しダウ工業平均は20,000ドルに近付いた。

今日の展望

今日は午後7時にユーロ圏の11月消費者物価指数が発表されます。

日本225(円)

19,400円台まで続伸

15日の株式市場前にFOMCの利上げ発表があり、それを受けて円安・米ドル高とNY株安が進行。NY株安は国内株にとってマイナス材料だったものの、円安というプラス材料が同時に出た。そのような状況で始まった市場だが、寄り付きは74円高の19,327円で、その後19,400円台まで続伸。しかし上昇はそれ以上続かず、一時19,100円台まで下がり、終値は20円高の19,273円に留まった。

米ドル/円

ついに118円台に到達

米利上げが発表され来年の利上げペースが速まるとの見通しが示されたため、午前4時の発表直後から米ドルは急騰。発表前は115円台前半だった米ドル/円は、15日朝には早くも117円を超えた。その後も米ドル高は止まらず、15日夜には2月以来約10ヶ月ぶりの118円台を回復。15日夜から16日朝にかけては118円台前半を中心に推移した。

ユーロ/米ドル

約14年ぶりのユーロ安水準

米ドルはFOMC後にユーロに対しても急上昇し、発表前に1.065付近にあったレートは、15日日中には1.05付近に。そして夜になると一段とユーロ安・米ドル高が進行し、16日未明になると一時1.04を割って1.03台をつけた。ユーロ/米ドルの1.03台は、2003年初頭以来約14年ぶりのユーロ安水準。

米ドル高にともなって下落

米ドル高の進行とともに金は下落トレンドが続いている。FOMC発表前は1,160ドルだったNY金は、発表後に下落し15日日中には1,140ドル台前半に。夜になるとさらに売られ、一時1,120ドル台をつけた。この水準は2月前半以来の安値水準となり、米ドル/円が2月当時の円安水準まで回復してきているように、金も10ヶ月前の水準まで反落してきたことになる。

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