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20
Aug

週明けの株式市場は堅調

user 著者 鳥羽賢

週明け19日の株式市場は堅調だった。

先週の悪材料の影響は一旦遠のく

先週は米国債の短期物利回りが長期物よりも高くなる「逆イールド」現象から、14日水曜にNYダウが800ドルも下落した。しかし大幅下落はこの1日だけに留まり、15日以降は比較的落ち着いた相場が続いた。そして週明けとなった19日だが、この日も先週の悪材料の影響は特に見られず、NYダウは250ドル高で終わるなど堅調な1日となった。

今日の展望今日は午後5時半に香港の7月CPIが発表されます。

日本225(円)

NY株高受け上昇

先週金曜のNYダウは306ドル高と大幅反発。その流れを受けて週明け19日の東京市場も堅調だった。日経225平均の寄り付きは172円高の20,590円。その後一瞬だけ20,600円を超えたもののその水準を維持することはできず、すぐに20,500円台に反落。しかしそれ以上の下落はなく前場から後場にかけて20,500円台で推移し、終値は145円高の20,563円だった。

WTI原油

イエメン攻撃の報道で上昇

中東では週末にイエメンがサウジアラビアの油田に対して攻撃をしかけたとの報道が流れた。この報道が中東の地政学的リスクを高め、また週明けのリスク選好ムードも加わって19日のNY原油は堅調な動きが続いた。朝方に55ドル台前半にあった原油価格は夕方頃に一時下げたものの、その後は上昇が続き20日朝までに56ドル台になった。

米ドル/トルコリラ

トルコ東部の市長が職務停止

トルコでは19日になって、東部にある3都市の市長が職務停止処分を受けた。政府の発表によると、これは市長たちがクルド系武装組織とのつながりを持っていたためとされた。また他にも400人以上が武装組織とのつながりを理由に拘束された。19日日中は1米ドル=5.58リラ付近で推移していた米ドル/トルコリラだが、この報道などから夕方以降は米ドル高・リラ安が進行。一時はこの日の安値から1000pip上昇し、5.67リラを超えた。

リスク回避姿勢後退で下げる

最近はリスク回避姿勢の台頭から上昇が続いてきた金は、1,510ドル付近で先週を終えた。だが週明けになると株式市場が落ち着きリスク回避姿勢が後退したために、金は売られる展開が続いた。週明けも1,510ドル付近からスタートしたが特に夕方以降に大きく下げ、1,500ドルを割って1,400ドル台に。その後は20日朝まで1,495ドル付近に留まった。

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