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28
Jan

米12月ADP雇用統計は低調

user 著者 鳥羽賢

5日発表の米12月ADP雇用統計は低調だった。

12月ADP雇用統計は15万3000人増

5日の午後10時15分に、アメリカの12月ADP雇用統計が発表。予想の前月比17万5000人増に対し、発表は15万3000人増だった。予想より悪い数字が出たため、この発表米ドル安が進行。またNY株式市場でもダウ工業平均が前日より下げて終わるなど、全体的にリスク回避姿勢が広がった。なお6日の午後10時半にはアメリカの12月雇用統計が発表される。

今日の展望

今日は午後10時半にアメリカの12月雇用統計が発表されます。

日本225(円)

19,600円到達後下落

前日のNY株式市場が上昇したことから、5日朝の国内株式市場は堅調な動き。寄り付きから日経225平均は一昨年の12月以来の19,600円台を回復した。ただ為替が円高に動いたこともあってその後は伸び悩み、前場から後場にかけて多少下落。終値は74円安の19,520円だった。夕方以降の先物の時間も米ADP雇用統計発表後の円高・米株安を受け、先物が一時19,300円台まで下げた。

米ドル/円

ADP雇用統計発表後に115円台

「トランプ相場」の円安からの反動が年明けになって出てきている。5日朝には117円台だった米ドル/円は、日中から夜にかけて円高が進行しADP雇用統計発表前は116円台半ばに。そして発表されたADP雇用統計が低調だったため、発表後に円高が加速して6日未明には115円台をつけた。115円台は12月のFOMCで利上げが発表された以降初めて。

米ドル/オフショア人民元

人民元が連日の大幅高

前日に米ドルに対して0.1元も上昇した人民元だが、5日になっても連日の大幅高。背景には中国政府の政策によって、香港における人民元調達コストが急騰したことがあると見られている。5日未明には1米ドル=6.86元だったレートは、5日の午前中には元が上昇し6.78元に。2日間としてはここ数年で最大の元上昇を見せた。

米ドル/トルコリラ

2005年以来の安値をまたも更新

11月の米大統領選以来トルコリラ安が加速しているが、新年になっても連日2005年のデノミ以来の最安値を更新している。3日に発表されインフレ指標が悪化していた後1米ドル=3.6リラまで下落したものの、4日には多少落ち着き3.55リラまで反騰。しかし5日になるとまたリラが売られ、3日の安値を更新して3.63リラまで下落した。通貨安とインフレのため、トルコの利上げの可能性が高まっている。

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